しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

しべりあげきじょう

【RAD】Radwimpsの系統別のおすすめ曲を紹介する【まとめ】

RADWIMPSのおすすめ曲

RADWIMPSは2001年結成のロックバンドで、”君の名は”の音楽でさらに広く有名になりました。

前前前世でRADを知ったという人は多いと思いますが、このバンドの特徴としては様々なジャンル・雰囲気の曲を作っていることだと思います。君の名はの挿入歌みたいな曲ばっかじゃないよーということです。

 

 

 

 

 

 

RADWIMPSの奇抜でかっこいい曲

 RADにはメッセージ性が強くて哲学的な歌詞の曲があります。奇抜でかっこいい系。僕はおしゃかしゃまで好きになったのでまずはそっち系の曲を紹介します。

おしゃかしゃま

2006年発売アルトコロニーの定理に収録されてい曲で、早口で歌詞も強いメッセージ性のある感じ。ギターがかっこいい

 

DADA

 なんとも不思議な雰囲気の曲調。

実況中継

これもまた宗教を揶揄したような曲でMVのアニメーションがおもしろいです。

 

ギミギミック

比較的初期の曲でおしゃかしゃまの雰囲気に似ています。

 

揶揄

ちょっとジャズっぽい曲で、かなり個性的な曲。

 

G行為

学芸会

 結構気持ち悪い感じの曲ですがなんとも中毒性のあるようなリズムの曲。

 

カタルシスト

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PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~

 

RADWIMPSのラブソング

初期はしんみりしたラブソングが多くてこれがRADって感じでもあります。

有心論

前前前世の前ではRADで一番有名な曲で、一番売れた曲。サビも覚えやすくて王道な感じだけどRADにしか書けない雰囲気です

ふたりごと

 かなりポエムな感じでこれぞRADという曲と歌詞です。

もしも

これは初期の曲で”青春”!って感じでかわいい曲。ライブで「この歳になって10代の頃に書いた曲歌うの恥ずかしいんだからね~」と野田さんは言っていたそうです。笑

 

愛し(かなし)

これは初期の大曲ですごく丁寧なバラード。

 

25コ目の染色体

途中ラップになって、この軽やかな感じがRADっぽい

 

me me she(めめしい)

3連符が印象的な曲。タイトル通りめめしい歌詞。。。

遠恋

遠距離恋愛の曲・なんかこの曲だけは自分の体験からは来ていないそうです。笑

 

オーダーメイド

優しいバラードです。

夢見月に何想ふ

古語っぽい感じでなんだか桜の季節に聴きたくなる感じの曲

 

バイ・マイ・サイ

 

 

RADWIMPSの明るい曲

RADは前前前世のイメージのような爽やかでポップな曲もたくさん書いています。

前前前世

君の名はの曲でみんな聴いたことがあるであろう曲。

最大公約数

早口なラップで、二人の最大公約数を見つけようというという歌詞が印象的な曲

会心の一撃

君と羊と青

マニュフェスト

僕が総理大臣になったら~。という曲。MVもおもしろいです。

叫べ

”今日が誰かの人生の最初の一日で誰かの最後の一日”という歌詞が印象的

 

なんちって

かなり初期の曲で若々しい!

 

IKIJIBIKI feat.Taka

 

 

 

 

 

RADWIMPSの英語の曲

ボーカルの野田さんが以前イギリスに住んでいたらしく英語が上手で、歌詞がほぼ英語の曲もあります。どれも共通してなんだか爽やかな感じでかっこいい曲が多いです。

 

05410-(ん) おこして


6. 05410 - ん (RADWIMPS - Live Human Bloom Tour 2017: 5/10/2017)

 wake me up!なんかこの時当て字的なタイトルをつけるのが好きだったんですかね…

4645 よろしこ

軽ーいかんじです

バグパイプ 


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映画「空海」の主題歌 Mountain Top

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英語だからこそできる感じのリズムで流れるようなかっこいい曲

 

 

 

 

 

 

RADWIMPSのかなり激しめのロック

結構がつがつな曲もあります。

へっくしゅん


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かなり強烈で異色な曲かも

セツナレンサ

訳が分からない感じもしますがこの勢いがすきです

イーディーピー ~飛んで火に入る夏の君~

これもまたがんがんの激しい曲。幼女が暴れまわるPVがおもしろい。笑

Radwimpsの病み曲

この曲はかなりシリアスでPVも強烈です。人間の醜さを描写しています。

五月の蝿

吉高由里子さんと破局した時に書いたと言われていて狭心症と似ていてかなりシリアスな歌詞と暴力的なPVです。

 

震災のことを歌ったRADWIMPSの”空窓”

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3月11日のことを歌にしています。

 

歌詞が軍歌のようだと物議をかもしたRADの”Hinomaru"

僕は政治的なことには言及しませんが、RADがアジアツアー前に発表したHINOMARUという曲。歌詞に「気高きこの御国の御霊」「さぁいざ行かん 日出づる国の御名のもとに」またダイレクトにタイトルが日の丸ということで、「戦時中の軍歌のようだ」と批判が殺到して炎上しました。

 

野田さんは

世界の中で、日本は自分達の国のことを声を大にして歌ったりすることが少ない国に感じます。

歴史的、政治的な背景もあるのかもしれません。

色んな人がいて、色んな考え方があります。誰の意思や考え方も排除したくありません。

 

僕はだからこそ純粋に何の思想的な意味も、右も左もなく、この国のことを歌いたいと思いました。自分が生まれた国をちゃんと好きでいたいと思っています。好きと言える自分でいたいし、言える国であってほしいと思っています。

とインスタグラムで語っています。

 

僕は軍歌ぽいとは思いませんが、このような作品を発表したら批判がくるのも当たり前かなとも。でもアーティストらしくそんな曲じゃないということで突き通してほしいです。

RADWIMPS 18祭 

2018年はNHKの18祭という17歳から19歳までの若者だけが参加できる音楽フェスにRADWIMPSが参加しました。

アーティストが18歳世代から寄せられた想いをもとに新曲を作り、1000人の参加者と一緒に共演する一度きりのステージ。
今年で3回目の開催となる18祭。2018年、皆さんと一緒に歩むのは、RADWIMPSです。

RADWIMPSは「正解」「万歳千唱」という曲を発表しました。

 

正解の合唱編曲の楽譜はこちらで無料配布されています。

http://www.nhk.or.jp/tokyo2020/18fes/file/seikai-score-g.pdf

 

天気の子

君の名はに続いて新海誠監督の「天気の子」もRADWIMPSが音楽を担当しました。


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RADWIMPS色んな顔を持っているバンド

王道なラブソング系・奇抜で哲学的な曲・爽やかな曲・英語の曲・シリアスな曲

など色んなジャンルがありましたね。

これは方向転換していっているというよりは作曲者の精神状態だったり気分だったりするのだと思います。色んな音楽。

だからこれからは前前前世みたいな曲ばかりになるということはたぶんないはずで、ふたりごとみたいなやつだったりおしゃかしゃまみたいな系統のものも書いていくんだろうなと思っています。

 作曲家はどの時代も国も変わりませんね

 

RADWIMPSのことがよくわかる記事にまとまっていたらうれしいです!  

 

 

 

 

【吹奏楽】パーカッションが活躍する、目立つクラシックの吹奏楽オリジナル曲【打楽器】

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前回は打楽器奏者としてロシアの歌劇場で働いている妻のおすすめする

「打楽器が活躍するオーケストラ曲」をご紹介しましたが

今回は吹奏楽の作品をご紹介。

ポップスを混ぜてしまうとキリがないので

今回はパーカッションが目立つ吹奏楽オリジナルのクラシック曲というまとめにしたいと思います。

 

目次

 

 

打楽器が目立つ吹奏楽曲

スミス:フェスティバルヴァリエーション

N響の吹奏楽です。

スミス:華麗なる舞曲

 

スパーク:宇宙の音楽

ティンパニのグリッサンドがたくさんあります。

ヤン・ヴァン=デルロースト:モンタニャールの詩

リコーダーと一緒のタンバリンソロがあります。

ヤン・ヴァン=デルロースト:古の時から

この動画の中では妻がスネアドラムを演奏しています。

シロフォンが激ムズです。

 

バーンズ:交響曲第3番

ヘス:組曲「シェイクスピア・ピクチャーズ」

スネアが3台登場します。

ベルト・アッペルモルト:「ギルガメッシュ」第一番

これはドイツの吹奏楽です!オケみたい。笑

ジョン・マッキー:交響曲「ワインダーク・シー」

ヴァレンシアのバンドです。

バルト・ピクール:交響曲第0番

ヘス:イーストコーストの風景

様々な小物楽器が活躍します。

カレル・フサ:プラハの為の音楽1968

 

ホルズィンガー:バレエ・サクラ

このサクラはsacra(神聖な)という意味で桜とは無関係です。
 

ベルト・アッペルモント:ブリュッセルレクイエム

R.W.スミス:ダンテの神曲

すんごいパッションですこのバンド…。

 

伊藤康英:ぐるりよざ 

樽屋雅徳:マゼランの未知なる大陸への挑戦

 

真島俊夫:三つのジャポニズム

和打楽器も登場して、ティンパニも目立ちます。

 

吹奏楽まとめ

吹奏楽で打楽器が活躍する曲はまだまだたくさんあります。

ここで紹介しているのは吹奏楽オリジナル作品で、オーケストラ原曲のものもポップスも含めたら膨大になります。

色んな曲を聴いてみてください!

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【打楽器】パーカッションが目立つ&活躍するオーケストラ曲のおすすめ

 オーケストラで打楽器が活躍する曲

今日は打楽器奏者の妻に聞いた、打楽器が活躍するオーケストラの曲を紹介していきたいと思います。

ざっくり時代順。こうしてみているとトランペットと似ているなーと思います。

トランペット打楽器は太古の昔からのパートナーはいいますがまさにそんな感じ…

 

バロック期の打楽器が目立つ曲

バッハ:クリスマスオラトリオ

バッハの時代トランペットともにとても重要な役割を担っていました。トランペット3rdとティンパニはほぼ同じ動きをしています。

 

古典派の打楽器が目立つ曲

ベートーヴェン:交響曲第7番, 第9番

第7番

第9番の2楽章は特に目立ちます。

4楽章にもトライアングルやシンバルが登場します。

 

ちなみにこの二つの録音は古楽器で当時のスタイルで演奏する

Orchestra Revolutionnaire et Romantiqueというオーケストラです。素晴らしい

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打楽器が目立つロマン派のオーケストラ曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

ティンパニを4人で演奏したりとても目立つ鐘のソロもあります

マーラー:交響曲第6番

これは大きなハンマーを叩きつけるというすごい見せ場がある曲です。事故が起きたときは悲惨…。

 

リヒャルト・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき

トランペットもティンパニも大活躍です。

 

ムソルグスキー:展覧会の絵

 トランペットとともに大活躍。

 

ボロディン:韃靼人の踊り

お祭り騒ぎに必須の打楽器

リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード

これまたトランペットと同じ音型のソロがあります。

 

チャイコフスキー:序曲1812年

大砲も鐘もぶちかましたりと激アツです。

 

チャイコフスキー:交響曲第4番 終楽章

おそろしいシンバルの連打なのに最後の1発だけはトライアングル。笑

 

 

打楽器が活躍する近代のオーケストラ曲

バルトーク:弦楽と打楽器とチェレスタのための音楽

オーケストラのための協奏曲

プロコフィエフ:ピーターと狼

交響曲第8番

コダーイ:ハーリー・ヤノシュ

ブリテン:青少年のための管弦楽入門

オルフ:カルミナ・ブラーナ

ラヴェル:ボレロ

小太鼓が最初から最後までずーっと同じリズムを繰り返します。

 

ダフニスとクロエ

ストラヴィンスキー:春の祭典

ペトリューシュカ

レスピーギ:シバの女王ヴェルキス

カバレフスキー:道化師

木琴が大活躍!

 

ハチャトリアン:レスギンカ

この打楽器奏者はネットでも話題になっていたらしい激アツな方です…

 

外山雄三:管弦楽のためのラプソディ

矢代秋雄:交響曲

メシアン:トゥーランガリラ

 

打楽器がオーケストラで活躍するようになるのは近代以降

ティンパニはずっと重要な役割を担い続けてきましたが、打楽器が活躍するようになったのはオーケストラの規模が巨大化していったた後期ロマン派以降という感じです。

これもトランペットと全く同じ!

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「~が活躍する曲」といった調べ方でクラシックを聴いてみると、何をきいていいかわからないところから少し楽しみ方がわかるようになると思います!

 

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ECZ2019 バレエと金管打楽器アンサンブル

 Ensemble Classica Zushi

「クラシックの良さをわかりやすく地元の方々に伝えたい」という思いで始めたEnsemble Classica Zushiというコンサート企画も今年で3回目でした。

今年はPercussion Treeのメンバーである打楽器奏者の吉田開さんと難波芙美加さんにも加わってもらい、音楽家13名と、バレエダンサーの兄との共演というコンサートでした。

 

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結婚しました

演奏会の前に、昨年婚約していた打楽器奏者の安倍梨々子さんと入籍しました。

彼女も逗子出身で、小中の後輩です。藝大を卒業後、ドイツのフライブルク音大の院でも学び幸運なことに同時にロシア国立ブリヤート歌劇場の打楽器奏者に就任しました。

 

この劇場が偶然トランペット奏者と打楽器奏者とホルン奏者を募集していたのは本当に幸運で、2人とも同じオーケストラに就職できたというのはこの上ない幸せです…

 

ということで今年のコンサートは僕ら夫婦と兄という齋藤家の運営という感じになりました

 

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これからも逗子育ちでロシアでがんばる音楽家夫婦として、帰国した時には逗子に貢献できるような活動をしていきたいです!

 

自分での編曲

今年は2曲は作曲家に外注し、他10曲は自分でアレンジに挑戦しました。この作業は本当に本当に大変で辛かったですが、やはり自分の書いたものが実際に演奏される喜びはありました。

初めてだったので音ミスや微妙なアレンジもあったのですがメンバーの協力でどんどん改良していけました。

実際に演奏してみてわかったことが本当にたくさんあり、僕にとってとても貴重な経験になりました。

 

 

逗子での広報活動

このような自主公演というのはどうしても知り合いを呼ぶだけのお客さんが身内だけ、のようになりがちなので広報をどのようにするのはとても大事な点でした。

 

その1つはもちろんインターネットで、SNSやブログを読んで面識のない方がチケットを予約してくださったりもしました。

その枚数が去年より増えただけでも大きな進歩なのですが、やはり開催場所が逗子ということで中々外からの集客は難しいです。

そうなるとやはり1番来て欲しいのは逗子にお住まいの方々。去年は逗子の色んな飲食店を巡っては宣伝させていただいたりしました。

 

今年1番がんばったのは、逗子市内にある市営の掲示板の30箇所にチラシを張って回ったことです。

営利目的のチラシを張ることはできませんが、この演奏会には福祉的な目的もあるので掲載の許可をいただけました。

 

ドイツでよく街中に貼ってあるポスターでコンサートの情報を知ることが意外に多かったなぁと思い、面識のない方に認知してもらうには効果的な方法なのだと思っていました。

 

全部にラミネート加工をして一枚一枚貼りにいくのはとても大変な作業ではありましたが、夫婦で市内を回るのもそれはそれで楽しくて演奏会を成功させたいというモチベーションにも繋がりました。

 

演奏会の福祉的な目的とは

この演奏会では毎年、逗子に独りでお住まいの高齢者の方々を招待しています。

 

「普段音楽を聴くことが全くない」

「クラシックに触れる機会がない」

「外に出るきっかけがない」

方々へのきっかけを作ることも、自分を育ててくれた逗子に出来ることなのではないかと思います。

今年も沢山の応募があり、とても喜んでいただけました。

 

フライヤーのデザイン

「クラシックのコンサートのチラシダサい問題」

というのはずっと言われていて、経費を節約するために奏者が自作することも多いです。

100人以下の小さなコンサートならいいのですが、500人以上人を呼ぼうとするのに手作りのチラシというのはかなり無理があるのです。

 

子どもの頃から演奏会に行って大量にもらうチラシをみて、「チラシが安っぽいと演奏会も安っぽく見えるな」という思いが強かったので、毎年一つの統一感を持つことにしました。

 

妻の藝大の同級生の長谷川友香さんに、油絵を一枚描いていただきその絵をメインに文字情報を少なく。

絵のインパクトでまずは興味を持ってもらう、印象付けるということが狙いでした。

 

2019

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2018
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「飾りたくなるようなチラシ」をこれからも作っていきたいと思っています。

 

バレエのコンサートは逗子では見られない

逗子文化プラザなぎさホールは客席が555席の室内楽ホールで、舞台が大きくなく舞台装置もないのでプロがこのホールでバレエを踊ることは滅多にありません。

しかもバレエ+生演奏というのは今まで一度もなかったのではないかと思います。

 

「逗子でバレエが観られる」

というのも今後の大事なテーマにしていきます。

しかも男性のソロというのは映像でもほとんど観たことのない方が多いのではないでしょうか。

 

演奏会のアンケートは220枚もいただきましたが、「バレエを観るのは初めてで感動した」というご感想をたくさんいただきました。

 


«Гопак» балет バレエ「ゴパック」齋藤充央

マリンバアンサンブル

そして今年はpercussion treeの3人もいるということで、マリンバアンサンブルの演奏もありました。

こちらもとても好評で「もっと聴きたい!」とい声をたくさんいただきました。

 

マリンバだけの演奏というのは金管楽器とは真逆の独特な魅力があり、中々聴ける機会も少ないです。

 

様々なジャンルの良さを伝える

トランペット奏者としては金管楽器の良さは1番伝えたいことではあるのですが、せっかくバレエも打楽器もコラボできる家族なので、全てわ一度に楽しめるコンサートを作っていきたいと思っています。

 

金管楽器が好きな人がバレエやマリンバを好きになるきっかけを、

バレエが好きな人に金管やマリンバの良さをしるきっかけを

打楽器が好きな人が金管やバレエを好きになるきっかけを作れるような企画をしていきたいです。

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ピエロ姿の兄と
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面識のない方々の来場

知り合いはほとんど手売りもしくは置きチケットだったのですが、今年は当日券とホール販売で60枚を超えるお客さまにご来場いただきました。

チケットは完売だったのですが、取り置きのキャンセルも出たのでなんとかご入場いただけました。

 

アンケートにも

「チラシを見て来場した」という方が数十人いらっしゃり、チラシを張って回ったことや挟み込みをした成果を感じられました。

 

7演奏会の将来性は演奏者の人間関係以外からどのくらいお客さんを呼べるか」

だと思いますので、これからもがんばっていきます!

 

 

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2019年夏の日本での演奏活動

7/25 お寺でのコンサート

時系列順に書いていくと、帰国してからすぐに藤沢の片瀬という江ノ島の近くの本蓮寺で小さなコンサートに出演させていただきました。

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とてもきれいで日本の美学が感じられるところでした。

 

「遊園地」がテーマということで回転木馬やパイレーツオブカリビアンをみんなで演奏したり、1人ずつソロも演奏しました。

僕はインディジョーンズのレイダースマーチを打楽器とピアノとの3重奏で。レイダースマーチはトランペットを始めた頃に知っていた数少ないメロディーで、中学生の頃に吹いて遊んでいたのが懐かしいです。

 

お客さんにも喜んでいただけてよかったです。

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8/12 Ensemble Classica Zushi

3回目になった自主公演で今回はバレエダンサーの兄をゲストに招きました。

 

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8/17 Percussion Tree in くうねるはうす

ECZでも共演した、percussion treeの演奏会にゲストで出演させていただき2曲演奏しました。

場所は鎌倉にある「くうねるはうす」という個人の別荘で、逗子が誇る建築家の佐藤浩平先生が設計されたとてもおしゃれなお家です。

去年テレビからも取材されたりしていました。

 

僕はフリューゲルホルンで新世界の「家路」で有名なメロディーをマリンバと、

カホンとマリンバと一緒にリベルタンゴを演奏しました。

ちなみにリベルタンゴはこのアコーディオンの方の演奏が素晴らしいのでおすすめです

YouTube

 

2回公演で両方とも満席で大盛況でした。

打楽器アンサンブルならではの様々な楽器を使っての演奏、3人が作り出す世界観が本当に素晴らしいのでもっと多くの人に聴いてもらいたいと心から思います。

 

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8/23 鎌倉山インターナショナルスクール 

高校生の頃ソルフェージュを教えていただいたり伴奏をしていただいていた、作曲家の徳永先生と鎌倉山インターナショナルスクールのサマースクールで演奏させていただきました。

 

日本で子ども達に間近で演奏するというのは初めてだったのですが、みんなとても元気でトランペットに興味津々でうれしくなりました。

ヘンデルの水上の音楽、ネルーダの協奏曲と、バリトンのイギリス人の方と一緒にメサイアを演奏しました。

 

子ども相手のコンサートはアニメの曲や童謡のようなものをやるイメージもありますが、「ちゃんとしたクラシックを聴いてもらう」というテーマだったのが良かったと思います。

 

子どもにこそ本気のものを聴かせてあげるべきで、子ども扱いは良くないかと。

 

トランペットの説明として、色んな管で音を出したりしたらみんな大はしゃぎ。こういうことがトランペットに興味をもつきっかけになったらいいなと思います。

とても素敵なお仕事をさせていただきました。

 

 

日本での活動

やはり日本で演奏するのは違った楽しみがあります。お客さんもみんな日本人ですし、向けられる目が温かいというかやはりリラックスできているなと。

すぐにドイツへ行ってしまったので日本での演奏機会は少ないと思っていましたが、段々と増えてきたのも嬉しいです。

 

また、今年は見ず知らずの方からTwitterで連絡をいただいてレッスンする機会がありました。

 

逗子まで来ていただくか、交通費をいただけたらどこでも行くので興味のある方はぜひご連絡ください。次回の帰国は2020年7月ですが…

 

本当に沢山のことを学んできたので教えることに僕自身とても興味があります。どんどんやりたいです!

 

ロシアにきてまた毎日色んなことを学んでいます。

 

 

齋藤友亨 

ヴュルツブルク音大を卒業しドイツ生活が終わりロシアの歌劇場に就職が決まりました

ヴュルツブルク音大を卒業しました

随分前のことになりますが時系列順に書いておきます。

 

ついに6年間のドイツの留学生活も7月で終わり、日本に帰ってきました。

5月には室内楽の試験があり、7月にはソナタの試験と卒業リサイタルがあり、その合間に教授とクルージングにいったりフィンランドやスウェーデンのオーケストラのオーディションを受けにいったり、ブダペスト旅行をしたりと目まぐるしく時間がすぎてあっという間に終わってしまいました。

 

旅行の動画


Denmark Høruphav~Dyvig デンマーク ヨットクルージング

 

ベルリンで2年間プライベートレッスンを受けながら語学を学んだの浪人生活から、ヴュルツブルクでの学部4年間。

ブログを始めたのが1年生の終わりからだったのでそう考えるとあっという間だったなと思います。

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ドイツで学んだこと

ギリギリ19歳からドイツにきてベルリンで浪人生をして、普通の留学とはまた違った様々な経験をしました。

若いからという理由でレッスン自体は多くの先生方がしてくださり、ドイツだけで20人以上から学ぶことができました。

 

トランペットに関しては、本当に情報に溢れているドイツで少し混乱もしましたが、最後にエルプ教授の元で勉強できたことで今まで吸収してきた情報を整えることができたかなと思います。

 

ドイツがどんなスタイルで演奏していて

昔のドイツはどんな吹き方で、東と西に分かれていた頃にどんなことが起こったのか

それが統合して何が起きたか

 

オーディションがドイツ管指定になったのが東西統一後という意外と最近のことだったり

 

ドイツ人が思う「良いトランペットの音」がどいういうものなのかを良く知ることができました。

 

 ベルリンに住んでいた頃、毎週ベルリンフィルを聴きにいって色んな巨匠の指揮者の演奏家やピアニストの演奏に触れられたのも大きな財産になっていると思います。

正直高校生の頃、ドイツに来るまではベルリンフィルのようなオーケストラが指揮者でどのくらい音楽が変わるのかなんて全然わかっていませんでした。

指揮者の名前も良く知らなかった。

 

それが同じオーケストラで何度も聴くうちに色んなことがわかるようになりました。

「勉強」しようとしなくても普通の感覚としてオーケストラの音楽を身近に知ることができて色んな人と話をできるようになったのも大きな成長だったと思っています。

 

ドイツ語

僕はドイツに行った19歳の頃は英語もろくに話せませんでしたし、ドイツ語は自分で勉強したり大学の授業でやった程度でとても話せはしませんでした。

 

どこに行っても

「ドイツ語?英語?」ときかれてドイツ語で話そうとするものの理解できず

「英語すらもわからなくて私はどうしたらいいの?HAHAHA」みたいにバカにされる毎日

 

全く話せないのに通訳を頼まずに突っ込みまくった結果、たくさん恥をかきましたが

その分「絶対に話せるようになる」というモチベーションにもなっていました

 

様々な勉強法を試しましたがやはりシャドーイングが一番良かったです。

毎日デスノートのドイツ語版を見ながらブツブツ同じことを呟き続けるというのを何時間もやっていました

 

タンデムパートナーを探して会話の練習をしたり、語学学校以外の部分でたくさんがんばった結果なんとか話せるようになりました

 

学部は音楽理論や音楽史の試験などもあったので、ドイツ語で試験勉強をしなければならず本当に苦労しましたが、なんとかギリギリ全て合格…

 

日本にいた頃は自分が別の言語で、それを自分の言葉として話すということが想像できなかったので、本当に大きな財産になったと思います。

もう滅多に使わなくなってしまうのは残念です…

 

1人で考える時間

留学をすると圧倒的に1人でいる時間が増えるので自然と考え事が増えます

「自分が日本人としてなぜ西洋音楽をやろうとしているのか」

「自分は楽器を吹くことで何がしたいのか」

こうしたことは日本にいた頃は考えたことはありませんでしたが、周りの仲間とこういったテーマについて深く考える機会も多々ありました。

 

ドイツでは

学生の間にオーディションに受からなかったら音楽で生計を立てようとするのを諦める

という現実がいつも側にあったので、どうやってそのストレスにポジティブに向き合うかということも学びました。

 

卒業後の進路

細かい経緯は別の記事にしますが

2月に研修させてもらっていたロシア国立ブリヤート劇場に就職することになりました。

 

まさかロシアのオーケストラに入るとは夢にも思っていませんでしたが、本当に幸運としか言えません。

 

長年の夢が叶いました。

 

というわけで、

ドイツから という意味の「あうすどいちゅらんと」はこれで終わりになります。

 

これからはロシアからのブログになります!

 

同じようにロシア語にすると「いずるーすぃー」になりますが意味不明なのでなにか別のタイトルにします

しべりあげきじょう

とかそんな感じになるかと笑

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【ECZ】バレエと金管打楽器アンサンブルの演奏会

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Ensemble Classica Zushi

"逗子でクラシック音楽を好きになるきっかけを作りたい"

というコンセプトのもと2年前に始めた自主公演ECZも今年で3回目になります。

 


3つの要素を一度に楽しめるコンサート

 

 

 

第1回は金管五重奏

第2回目は一気に規模を拡大して金管十重奏+打楽器1人

 

 

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という編成でしたが

 


今回は

金管十重奏+打楽器3人+男性のバレエ

という企画です。


今回は打楽器奏者が増えたことによってオーケストラと同じ規模で演奏することができ(こうなるとホルンを4人にしたいですが)

1曲打楽器トリオの曲もお聴きいただけます。


3人は2018年に東京藝術大学を卒業した"Percussion Tree"というトリオで、この演奏会の後も鎌倉で一緒に演奏会をします。


金管のメンバーもみんな在京オーケストラなどで活躍する同世代の素晴らしいプレイヤーたち。


そして研修していたロシア国立ブリヤート劇場のダンサーである兄を招きます。

シベリア劇場生活① バイカル国際空港~到着からの無茶ぶり - あうすどいちゅらんと


1つの演奏会で

金管アンサンブル

打楽器アンサンブル

バレエ


を一度に楽しむことのできる大変盛りだくさんな企画になっています!


プログラムもオールバレエ音楽

もちろん全てのプログラムにバレエが付いているわけではなく、金管打楽器アンサンブルの曲もたくさん演奏します。


しかし曲は全てバレエ音楽に絞り、中でも原曲で金管打楽器が活躍する曲を選びました。

バレエ音楽も素晴らしい曲がたくさんあるのですが、バレエに興味のない人は音楽が好きでもあまり知らないことが多いのでその良さも伝えたいです。

 

 

 

 

バレエが好きな人、音楽が好きな人


今回は

バレエが好きな人には金管打楽器アンサンブルの良さを


音楽が好きな人にはバレエの良さを

 


知ってもらえるようなコンサートにしようと企画しました。


バレエが好きな人なら誰もが知っている曲を金管打楽器で演奏することで、バレエは好きだけど金管アンサンブルなんて普段は聴かという人たちに響きの魅力を伝え

 


吹奏楽などは好きだけど、バレエは退屈そうだしチケット代が高いから観たことがない

という人たちには力強い男性のバレエの魅力を伝えられると思います。


そしてマリンバアンサンブルの魅力も。

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男性のバレエ

バレエというと女の人がきれいな衣装を着てフワフワと踊っていて

男性はそのサポートで回るのを手伝ったり持ち上げたりする

 


というイメージが強いと思いますが、それだけがバレエではありません。

 


バレエの中にも様々キャラクターがあり、

派手で技巧的な踊りをするダンサーもいます。


その踊りは体操のように技巧的ですが、

回る回数や跳ぶ高さを競うのではなく

アスリート的要素に加えて演技と美しさが同時にある芸術です。


そのようなスパイス的な踊りだけを今回は3曲踊ります。


ロシアの劇場で数えきれないほど多くの舞台を踏み鍛錬を積んできた兄の踊りを、生まれ育った逗子で少しでも多くの人に観ていただきたいです!

 


«Гопак» балет バレエ「ゴパック」齋藤充央


バレエ 富士への登攀 Climbing to FUJI ブリヤート劇場


多くの協力

今回はオーケストラと同じ規模の打楽器が必要な上、ダンサーもいるのでかなり経費が増えたのですが

昨年に引き続き多くの企業や個人にご協賛いただけたおかげでなんとか予算を組むことができました。


打楽器は僕が8年間在籍していた

湘南ユースオーケストラからお借りできることになりました。

 

 


クラシックの敷居の高さ

クラシックの敷居の高さの1つに

"チケットが高い"ということがあると思います。

 

立ち見なら500~1000円、普通の席でも2000円ほどのヨーロッパに比べるととても高いです。特にバレエ。

ウランウデの劇場の公演は500~1000円が普通です。


もちろん補助金の上に成り立っているからなのですが、今までベルリンフィルやベルリン国立歌劇場などを1000円で聴いてきた身としては、なるべく映画を観るのと同じ感覚の価格設定にしたいのです。


映画くらいの値段なら行ってもいいかな

 

という人たちに音楽やバレエを好きになってもらうきっかけにしたいという思いです。


これからもチケット代を抑えるために協賛していただける企業や個人の方々を募っていきたいと考えています。


必ずいいコンサートにするので1人でも多くの方に来ていただきたいです!

8/12は祝日で13:30からなので夕方には終演します。

公演を観てから海に行くも良いし、逗子マリーナで夕日をみたり、鎌倉に行ったりとお盆前にゆったりとした一日をお過ごしいただけるかと思います。


お問い合わせお待ちしています! 

 

 

【改造】金管楽器修理調整 浅香工房でシルキー3番管のトリガーの改造と調整

浅香工房でシルキーのピッコロトランペットのオートトリガーの取り付け

茅ケ崎の金管楽器修理調整の浅香工房さんに改造と調整をお願いしてきました。

 

神奈川県茅ケ崎市にある金管楽器の修理を専門的に対応する修理工房です。

ピストンや抜き差し、スライドなど各部調整承ります。

また部品製作を必要とする改造にも対応可能ですのでご相談下さい。

​修理のほかにも演奏者に合わせた楽器のカスタマイズも承ります。

管楽器修理 | 神奈川県藤沢市 | 神奈川県茅ケ崎市 | 金管楽器修理調整 浅香工房

 

シルキーのピッコロトランペットの3番管のトリガー


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シルキーは3番管にトリガーもリングもついていないので替え指を使うしかないのですが、レバー式のオートトリガーを制作していらっしゃるということだったので依頼しました。


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写真で見るように、管についている部分が少ないので

吹奏感の変化はほとんどありませんでした。

 

替え指を考えなくていいので123番を使えるのがとても楽です!

レバーにも金メッキがかかっているのがうれしいです。

 

B管の調整

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B管は3年半一度も調整したことがなかったので洗浄と凹だしをお願いしました。

ついでに3番管の棒をアルティザンの長いものに交換していただき、下のEsが簡単にだせるようになり快適です。カルメンが吹きやすい…。

 

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中も新品のようにきれいになり、ほかの楽器店ではハンダをとらないと修理できないと言われたU字管もそのまま直していただけました!!

 

そして楽器も弓なりに歪んでいたらしく、そちらも調整していただけました。

 

全く別の楽器のように吹きやすくなりびっくりです!!ピストンも快適になりました。

 

フリューゲルホルンのマウスピースの改造

僕はドイツで買った1960年代製のアンティークのクルトワを使っているのですが、シャンクの形が特殊でどのマウスピースもちゃんとハマらず…

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一応バックは入りはしたのですがガタガタしてしまい、音も少しこもるし音程も難しかったのでマウスピースが合うように削っていただきました。

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ちゃんとハマるようになり、音も音程も良くなりました。

 

これからは帰国の度に調整していただこうと思います!

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水戸芸術館でオルガン奏者の龍田優美子さんとクリスマスコンサート

水戸芸術館 パイプオルガン・プロムナード・コンサートでの演奏

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昨年のことになりますが、2018年12月24日に水戸芸術館のプロムナードコンサートのシリーズの「クリスマス・スペシャル」でオルガン奏者の龍田優美子さんとコンサートしていただきました。

 

龍田さんとはベルリンに住んでいた頃にDAAD奨学生のコンサートを聴きに行った時に知り合い、受験生をしていたころ進路のことで相談に乗っていただいたりとてもお世話になっていました。

 

オルガンとトランペットという組み合わせはとてもたくさんレパートリーがあるので

いつか共演したい

とはお話していたので今回龍田さんが水戸芸術館に僕を推薦してくださってとてもうれしかったです!

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龍田優美子 プロフィール

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1989年東京生まれ。

3歳よりピアノをはじめ、6歳より桐朋学園大学付属子供のための音楽教室 ピアノ科に入室。

17歳より井上圭子氏に師事しオルガンを始め、 2012年に東京藝術大学を卒業し大学院に進学。

2016年に東京藝術大学大学院 音楽研究科 器楽専攻 オルガン研究分野 修士課程修了。

この間オルガンを廣江理枝、B. アシュレーの各氏に、 ピアノをS. プラタニア、L.G. モレノの各氏に、通奏低音を 椎名雄一郎氏に、即興演奏を近藤岳氏に、チェンバロを大塚直哉、廣沢麻美の 各氏に師事。

2011年に安宅賞, 2012年にアカンサス賞受賞。

2015年よりドイツ政府からDAAD奨学金を得て1年間ドイツの シュトットガルト音楽演劇大学に留学しH. ドイッチェ教授に師事。

2016年より米国の インディアナ大学音楽学部オルガン専攻に博士号を目指して留学しS. フィッシェル教授に師事している。 日本オルガン研究会会員、日本オルガニスト協会準会員。 2011年に第7回武蔵野市国際オルガンコンクールのオーディションにて奨励金を支給された。 (2017年1月)

Yumiko Tatsuta

 

 

 

クリスマスコンサートのプログラム

水戸芸術館はエントランスにパイプオルガンがあるので、ホールではなくエントランスで演奏しました。

入場料は無料で、ふらっと聴きに来られる感じの昼のコンサートだったので

讃美歌やハトと少年などの聴きやすいものを演奏しました。

 

しかし「一曲本気の曲をいれたい」ということで、何年も前からいつかやってみたいとお話ししていた

Peter Ebenというチェコの作曲家の20世紀の作品

「4つの窓」より黄金の窓

を演奏しました。

 

こんな曲↓


Petr Eben: Okna - Golden Window (Gunther Rost / Tine Thing Helseth)

 

拍子が書いていなくとても特殊な曲で「わけがわからない」と思われる可能性もありました。

これは音楽家にとっては少し難しいところでもあります。

難しい現代音楽のような曲ばかり演奏してもお客さんは飽きてしまいますし

ポップスのようなものばかり演奏するのも演奏のしごたえがないわけなので

プログラムの組み方というのは慎重に考えなければいけません。

 

というわけで今回は聴きやすい曲の中に一曲現代的な難しい曲をいれました。


コンサートが始まってから徐々にお客さんが増えていき黄金の窓を演奏したときには立ち見のお客さんもたくさんいるほどだったので、

「お客さんたち伝わるだろうか…。」と一瞬思いましたが

本気で取り組んでいるものはちゃんと人に伝わる、とも信じていたのであまり深く考えずとにかく出し切れるように演奏しました。

曲が終わり「ブラボー!!」と大きな拍手をいただいた時に

心から音楽をやっていてよかったと思いました。

 

プロムナードコンサートで満員のお客さんになることも、ブラボーがでることも稀なことと伺ってより一層うれしくなりました。

何より、この曲を演奏してお客さんに喜んでいただけたことが、トランペット奏者として音楽家としてうれしかったですし自信になりました。


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またこのような機会をいただけるようがんばります!

 

その後ロシアの歌劇場に就職できました!

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横浜ベイロータリークリスマス親睦会でトランペットトリオの演奏 ECZ

横浜ベイロータリークラブ

ロータリークラブとは

ロータリークラブはアメリカが発祥の社会奉仕・国際親善の団体で

「国際ロータリー」は世界初の奉仕クラブ団体で、200以上の国と地域に33,000近くのクラブがあり会員数は120万人以上います。

 

クリスマス親睦会での演奏

昨年は横浜ベイロータリークラブの定例会でトランペットの成り立ちについての講演と演奏をさせていただきました。

ロータリクラブ例会でのミニコンサート - あうすどいちゅらんと

 

ちなみに師匠であるヘルムート・エルプ教授もロータリークラブの会員で2018年から会長をなさっています。

 

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今回は定例会ではなく、クリスマス親睦家族会というパーティーの中での演奏でした。

横浜インターコンチネンタルというみなとみらいの高級ホテル…。なかなかすごい雰囲気

 

金管五重奏をやると音量が多すぎるということで今回はトランペット三重奏にしました。

 

メンバーはEnsemble Classica Zushi (ECZ)のトランペット、麻生康平と高山航太にお願いしました。

 

東京音大の同級生でずっと中のいい2人です。

この前のプログラムからプロフィールを再編しました!

 

 演奏会についてはこちら

次回は2019年8月12日(祝)13:30に逗子文化プラザなぎさホールの予定です!

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トランペットデュオ

トランペットトリオはいくつかバロック時代のオリジナルの作品があるので、組曲を演奏しました。

トリオを30分間吹き続けるのはとてもハードなことと、音量が大きくてパーティーのBGMにはならないということでデュオも数曲演奏しました。

 

アーバンというトランペット奏者にとっての聖書的な教本に載っているデュエット。

学生時代にしょっちゅう2人とやっていた、ヨーロッパの歌や讃美歌が載っているものです。

 

交代でデュオを吹くのは練習しているときと全く同じ状況なのでなんとも恥ずかしい感じもしましたが、程よい緊張感。

ちなみにアーバンは著作権が切れているのでインターネットでダウンロードできます。

エチュードはもちろん、デュエットもとてもいい曲がたくさんあるのでやってみてください。

↓ここです

http://conquest.imslp.info/files/imglnks/usimg/1/11/IMSLP180031-SIBLEY1802.7272.e604-39087017795040pp191-282.pdf

デュオは56ページから

 

 

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トランペットトリオの楽譜

トランペットトリオの簡単な楽譜はいくつか本が出版されていて、有名な曲をBGM的に演奏したり、友達と楽しく吹くには最適な感じなのでご紹介

 

これに収録されているもののけ姫はなかなかハードなので楽しいかもしれませんw

 

8/12のECZをお楽しみに~!

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初めてクラシックの自主公演をやって学んだこと ECZ2017 - あうすどいちゅらんと

Ensemble Classica Zushi 2018 自主公演の楽しさ - あうすどいちゅらんと

 

 

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