しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

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音楽-トランペット

【改造】金管楽器修理調整 浅香工房でシルキー3番管のトリガーの改造と調整

浅香工房でシルキーのピッコロトランペットのオートトリガーの取り付け 茅ケ崎の金管楽器修理調整の浅香工房さんに改造と調整をお願いしてきました。 神奈川県茅ケ崎市にある金管楽器の修理を専門的に対応する修理工房です。 ピストンや抜き差し、スライドな…

【古楽】おすすめのバロックトランペット奏者を紹介する【クラシック】

バロック(ナチュラル)トランペットとは バロックトランペットとは現在のようなバルブが発明される以前に(発明されてからもしばらくの間)演奏されていたトランペットで 管の長さは現代のものの2倍、何もついていない唇だけで全てを演奏する楽器です(と言う…

呼吸には2つのタイプがある?生年月日でわかる "月"タイプと"太陽"タイプ

吐く"太陽タイプ"と吸う"月タイプ" 少し前からドイツでは有名になって、管楽器奏者はほとんどの人が知っている"呼吸タイプ"。 日本ではあまり知られていないようだったので、説明していきたいと思います。 人間には呼吸のタイプというものがあり、 吐くこと…

【古楽】中世のドイツのラッパ吹きはオーボエもヴァイオリンも必修だった【Stadtpfeiffer 】

Stadtpfeiffer シュタットプファイファー 今回はStadtpfeiffer(シュタットプファイファー)という、14-18世紀のドイツで、街に雇われて演奏していた音楽家についての講義なども含めた講習会でした。 シュタットプファイファーの主な仕事は要人の来訪知らせる…

【古楽】Susan Willamsのバロックトランペット・オーボエ・ファゴットの講習会

5月の一週目は教授とクルージングにいって1週間みっちりモダンのトランペットのレッスンを受けながらドイツの歴史やメンタリティを学んできましたが、5/23-26で今度はバロックトランペットのワークショップに行ってきました。 ブレーメン音大とオランダのデ…

【古楽】Eggerのバロックトランペットを買いにバーゼルへ

バロックトランペット 僕は副科でバロックトランペットという古楽器を勉強しています。 ヴュルツブルク音大ではバロックトランペット専門のHannes Rux教授が教えているので何人かの生徒が副科として取っているのと、専攻生も数名います。 ヨーロッパにはバロ…

ベルリン国立歌劇場ライナー・アウアーバッハ先生のレッスン 基礎・オケスタ

レッスンの内容は専門的なので別記事にしました。 www.tomotrp.com Rainer Auerbach(ライナー・アウアーバッハ) ザクセン州ツヴィッカウに生まれる。ライプツィヒ音楽歌劇大学を卒業。 卒業と同時にロベルト・シューマンケムニッツフィルハーモニー首席に…

【お譲りします】ロータリー用のマウスピース JK 4D-A2, Breslmair G2 【新品】

// おかげさまで両方売れました! ロータリートランペット用のマウスピース 今回の帰国に際してロータリートランペット用のマウスピースの新品をお譲りしたいと思います。 www.tomotrp.com JK Exclusive トランペット 4D-A2 JKは東ドイツのメーカーで、Ricc…

トランペットの練習日誌を付けてみてよかったこと

トランペットの練習日誌をつけること ここ最近弱虫ペダルというロードレースのがちがちのスポーツアニメを見ていたのですが、そこで部長が3年間練習日誌をつけていた的なエピソードがありました。 日本の音大受験の前に毎日必ず練習日誌をつけていたことを思…

ロータリートランペットを選びにRicco Kühn(リコキューン)のあるザクセン州の工房へ

楽器の選定にRicco Kühnの工房へ 先日書いたとおりにトランペットにはたくさんの種類があり、ドイツではロータリートランペットが必須でオーディションではもちろんB管もC管もロータリーで演奏しなければなりません。 そして今回ドイツのザクセン州の、ドレ…

【楽器をお譲りします】シャガールB管とシェルツァーC管

// 両方ご購入いただきました!! ロータリートランペットお譲りします シャガールB管 ハンス・ガンシュ ヘビー 金メッキ 売約済み オーストリアのメーカーで、ベルリンフィル首席のガボール・タルケビや元ウィーンフィル首席のハンス・ガンシュなどが使用し…

トランペット奏者の”管の消費量"がとんでもない件 トランペットの種類

この画像は管楽器奏者の”管”の消費量を表した表で、大学のトランペット部屋に飾ってあります。 これを見て分かる通り、他の金管楽器とくらべてトランペットの管の消費量は尋常ではありません笑 ホルンは基本的に1本でワグナーチューバくらいのもの。 トロン…

【口内炎】管楽器奏者の大敵である口内炎の対処方法

※あくまで僕の個人的な感想です 口内炎対策 疲れていたりとか免疫が下がっている時に口内炎ってできますよね。 普通の人は あー、痛いけどまあなんかそのうちなくなってるでしょ 位に思っていると思うんですが、管楽器奏者にとっては口内炎というのは恐ろし…

バイエルン国立歌劇場首席奏者Andreas Öttlのレッスンを受けにミュンヘンへ

バイエルン国立歌劇場首席トランペット奏者のAndreas Öttlのレッスン。

バンベルク交響楽団のトランペット奏者2人による講習会 ~オーケストラスタディ~

バンベルク交響楽団のMarkus MesterとThomas Forstner 12月12-13日にトランペットクラスで講習会がありました。 大学による講習会で、参加はもちろん無料です。今回はBamberger Symphonikerの首席奏者と副首席奏者が来て一回ずつレッスンをうけました。 Mark…

【トランペット】フリードリヒのピッコロのマウスピースの入手法

ラインホルト・フリードリヒの使用しているピッコロトランペットのマウスピースの入手方法とレビュー

くちびるがぷるんぷるんになる管楽器奏者におすすめのリップパック”PureSmile”

くちびるのケアってリップクリームだけじゃ難しい。おすすめのリップパック”Pure Smile”の紹介

【ビックバンド】ハイトーンキュインキュインのおすすめのトランペット奏者

先日はクラシックのトランぺッターを紹介したので、今日はジャズやビックバンド系の、キュインキュインなトランぺッターを紹介します。 www.tomotrp.com トランペットという楽器がどのようにクラシックからジャズまでやる楽器に発展していったのか興味をお持…

【おすすめ】世界的に有名なトランペット奏者を16人紹介

トランペットを吹いている人ならこの人は知っておきたい!というおすすめの世界的なトランペット奏者を動画付きで紹介するまとめ。

【吹奏楽】トランペットがかっこいい吹奏楽曲を貼ってく

トランペットという楽器 吹奏楽では花形 オーケストラではここぞという盛り上がるところで登場し ビッグバンドでもリーダー ジャズコンボでも主役 金管バンドでもコンサートマスター というかっこよくて目立つ楽器です。 トランペットは何しろとても歴史のあ…

トランペットを始めたきっかけ 幸運すぎる巡り合わせ 先生との出会い

楽器を始めるきっかけは色々です。 ピアノやヴァイオリンなら物心がつく前からもう親に始めさせられていてそのままのめりこんだというのがほとんど。 でも管楽器っていうのはそんなに小さな頃から演奏することはかなり難しいです。ある程度身体ができてこな…

【おすすめ】トランペットが目立って活躍するかっこいいオーケストラ曲を31曲紹介

トランペットが目立って活躍するかっこいいオーケストラ曲をトランペット奏者が紹介します。バロックから現代まで31曲。

トランペット奏者は男でもくちびるぷるんぷるん おすすめのリップクリーム

トランペット奏者のリップクリーム事情 トランペット奏者はみんな男のくせにガンガン使います。 常にくちびるはぷるぷるです。 やはりトランペットという楽器はくちびるをリードのように鳴らすわけなので、ザラザラしているとかは以ての外で、カッサカサだっ…

【呼吸法】パワーブリーズとブレスビルダーで胸囲100cmまで増やす【肺活量】

胸板を厚くしたいと思う男性、 じゃあ筋トレして胸筋つけるか!! とダンベルや腕立て伏せをしてもなかなか分厚くはならなくて挫折したしたという方が多いはず。 筋肉の厚みを10cm増やすにはとんでもない量のトレーニングと時間が必要になってしまいますが、…

トランペットの歴史 起源は古代に遡る トランペットの成り立ちを徹底解説

ジャズにクラシックに大活躍のトランペットは古代から現代までに様々な変化を遂げて進化してきました。その成り立ちを徹底解説

森でトランペットを吹いていたらプロオケの人に声をかけられた話

ベルリンの公園 ベルリンに住んでいた頃、日曜日は家で楽器を吹いてはいけなかったので(平日吹いてよかっただけで奇跡ですが)よく散歩がてら森まで行って楽器を吹いていました。 シャルロッテンブルク城の裏には広大な庭があってもう完全に森って感じなの…

バロックトランペットのマウスピース Egger

※マニアックなお話 昨日に引き続きバロックトランペットのこと。 バロックトランペットとは中世に使われた現代のような装置のついていない「ただの管」のトランペット。 saitomo.hatenablog.com マウスピースというのは唇を当てるところで、楽器ぐらい大事な…

バロックトランペットでブランデンブルク協奏曲2番 

バッハのブランデンブルグ協奏曲第2番 ブランデンブルク協奏曲というのはバッハが作曲した小さな室内楽曲で、これの第二番にはトランペットも登場するのですが とにかく音がむちゃくちゃ高いのです。 金管楽器にとって高い音を吹き続けるのは本当に難しいこ…

【古楽】バロックトランペット専攻の教授Hannes Rux バロックトランペットを勉強できるドイツの音大

ヴュルツブルクのバロックトランペット科 僕は主専攻は普通のトランペットなのですが、副科でバロックトランペットを取っていて本科と同じような感じで結構レッスンを受けています。 ドイツのいくつかの音大(主にブレーメン・トロッシンゲン・フランクフルト…