オーケストラで打楽器が活躍する曲
今日は打楽器奏者の妻に聞いた、打楽器が活躍するオーケストラの曲を紹介していきたいと思います。
ざっくり時代順。こうしてみているとトランペットと似ているなーと思います。
トランペット打楽器は太古の昔からのパートナーはいいますがまさにそんな感じ…
- オーケストラで打楽器が活躍する曲
バロック期の打楽器が目立つ曲
バッハ:クリスマスオラトリオ

バッハの時代トランペットともにとても重要な役割を担っていました。トランペット3rdとティンパニはほぼ同じ動きをしています。
古典派の打楽器が目立つ曲
ベートーヴェン:交響曲第7番, 第9番

第7番

第9番の2楽章は特に目立ちます。
4楽章にもトライアングルやシンバルが登場します。
ちなみにこの二つの録音は古楽器で当時のスタイルで演奏する
Orchestra Revolutionnaire et Romantiqueというオーケストラです。素晴らしい
打楽器が目立つロマン派のオーケストラ曲
ベルリオーズ:幻想交響曲

ティンパニを4人で演奏したりとても目立つ鐘のソロもあります
マーラー:交響曲第6番

これは大きなハンマーを叩きつけるというすごい見せ場がある曲です。事故が起きたときは悲惨…。
リヒャルト・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき

トランペットもティンパニも大活躍です。
ムソルグスキー:展覧会の絵

トランペットとともに大活躍。
ボロディン:韃靼人の踊り

お祭り騒ぎに必須の打楽器
リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード

これまたトランペットと同じ音型のソロがあります。
チャイコフスキー:序曲1812年

大砲も鐘もぶちかましたりと激アツです。
チャイコフスキー:交響曲第4番 終楽章

おそろしいシンバルの連打なのに最後の1発だけはトライアングル。笑
打楽器が活躍する近代のオーケストラ曲
バルトーク:弦楽と打楽器とチェレスタのための音楽

オーケストラのための協奏曲

プロコフィエフ:ピーターと狼

交響曲第8番

コダーイ:ハーリー・ヤノシュ

ブリテン:青少年のための管弦楽入門

オルフ:カルミナ・ブラーナ

ラヴェル:ボレロ

小太鼓が最初から最後までずーっと同じリズムを繰り返します。
ダフニスとクロエ

ストラヴィンスキー:春の祭典

ペトリューシュカ

レスピーギ:シバの女王ヴェルキス

カバレフスキー:道化師

木琴が大活躍!
ハチャトリアン:レスギンカ

この打楽器奏者はネットでも話題になっていたらしい激アツな方です…
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ

矢代秋雄:交響曲

メシアン:トゥーランガリラ

打楽器がオーケストラで活躍するようになるのは近代以降
ティンパニはずっと重要な役割を担い続けてきましたが、打楽器が活躍するようになったのはオーケストラの規模が巨大化していったた後期ロマン派以降という感じです。
これもトランペットと全く同じ!
「~が活躍する曲」といった調べ方でクラシックを聴いてみると、何をきいていいかわからないところから少し楽しみ方がわかるようになると思います!