しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

しべりあげきじょう

ロータリクラブ例会でのトランペットと打楽器のミニコンサート

横浜ベイロータリクラブ例会、卓話でのミニコンサート

2/21-3/12で帰国中なんですが、2/26にロータリークラブの例会で30分ほどのミニコンサートをさせていただく機会をいただきました。

横浜インターコンチネンタルというホテルの部屋での演奏でした。

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せっかくなのでいろんな種類の楽器の音を聴いていただきました。このためにドイツからたくさん持って帰ってきました。

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 例会では活動報告の間にホテルの食事をして、それから30分の卓話という形になります。

トランペットの歴史を簡単にお話ししながら演奏しました。

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これをバロックトトランペット穴あり、穴を塞いでの演奏、モダンでとやりました。

 

トランペットには色々な種類があるということでEs管でネルーダの協奏曲を演奏しました。

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同じく逗子出身の安倍梨々子さんのマリンバとのアンサンブルでした。

なかなかない組み合わせなんですが、意外といい響きがします。

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Ewazenなどもオリジナルの曲を書いています。

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 このようにトランペットは管の消費量が多く大変な楽器なのです…。

 

ロータリアンの方々も喜んでくださり、終わった後も色々お話させていただきました。

 

8/8に逗子でやる演奏会にもぜひ行きたいと言っていていただけてとてもうれしくて素晴らしい機会をいただけました。


 

 

【古楽】Eggerのバロックトランペットを買いにバーゼルへ

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バロックトランペット

 僕は副科でバロックトランペットという古楽器を勉強しています。

ヴュルツブルク音大ではバロックトランペット専門のHannes Rux教授が教えているので何人かの生徒が副科として取っているのと、専攻生も数名います。

 

ヨーロッパにはバロック音楽やルネサンス音楽を当時の楽器で演奏するオーケストラがいくつかあり、専門家がいます。モダンのオーケストラでも金管は古楽器を使うこともあります。

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 今までは学校の楽器を使っていたのですが、本格的に勉強したいので楽器を買うことにしました。

 

バロックトランペットのメーカー

バロックトランペットにはいくつかメーカーがあります。

ノイバウアーはドイツのメーカーで歴史があり、大学の楽器もこれです。

www.barocktrompete.com

もう一つはEggerエッガーというスイスのメーカーで、こちらもかなりのシェアをシメています。

www.eggerinstruments.ch

 

それから最近レヒナーもバロックを作り始めているらしく、上2社の半額ほどの価格だそうです。

 

僕は先生もつかっているEggerを買うことにしました。

 

バーゼルにある工房へ

ヨーロッパでは楽器は楽器屋からではなく工房にいって職人さんと作るのが一般的です。

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 今回は先生も一緒に選定に来てくれました。

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 僕の先生はHannes Ruxというこの動画で演奏している人です。ドイツを代表するバロックトランペット奏者でとてもやさしい先生…。


Corelli Concerto grosso op. 6 No IV, 3. Vivace & 4. Allegro - Allegro

 

エッガーのバロックトランペットの種類

エッガーのトランペットは3種類あり、スタンダードというマシーンメイドのモデル(C,Ces,D,Desの替え管)と、オールハンドメイドのヒストリカルというモデル、ヒストリカルのハイクオリティ?のようなモデルがあります。

 

スタンダードとヒストリカルにはハンドメイドとそうでないものの差を感じましたがその上のモデルとは大きな違いは感じられませんでした。

 

先生と一緒に吹き比べても、むしろ普通のヒストリカルが一番いいという事になり、そのままパーツを選んでいきました。

 

バロックトランペットの選定の仕方

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ベルの選定

Anstoss(ベルの横のU字の管)

そこから各替え管の選定。まずはCes管を選びます。

Ces,C管のマウスパイプの選定。

C管の替え管の選定

Des管の替え管・Des,Dのマウスパイプの選定

D管の替え管の選定。

 

それから楽器に巻く紐の色を決めます。先生と同じワインレッドにしました。

 

選んでから仕上がりまでに時間がかかるとのことなので色んな楽器を吹かせてもらいました!

 

 

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バイエルンのオーケストラ ホフ交響楽団~Hof Symphoniker~

 ドイツのプロオーケストラの総数は130個

ドイツには登録されている州立のプロオーケストラが130個あります。これは日本33個に比べると100個多いという数。

そのため人口10万人程度の中規模の街にもたいていオーケストラがあり劇場があります。オーケストラの団員は公務員のようなものですね。

ヴュルツブルクにもオーケストラがありますが、先週はHof(ホフ)というバイエルン州の東のチェコ国境にある街のオペラを観に行きました。

ちなみにホフの人口は4万人ほど。なんと逗子市よりも1万人も少ないです。

逗子にプロのオーケストラがあるのを中々想像できません…。

 

 

Hofの劇場

外観は結構モダンな感じで、楽屋とリハーサル室がガラス張りで外から丸見えです。どうなんだろうそれ。笑

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オーケストラピットはこんな感じです。

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ワーグナーのオペラ、 さまよえるオランダ人でした。f:id:tomotomotrp:20171030183801j:image

 ドイツのオケ!って感じでとにかく音量大きくてがんがんでした。笑

 

ワーグナーのオペラはベルリンに住んでいた頃にたくさん見たんですがさまよえるオランダ人は初めて観ました。

 


Wagner: Der fliegende Holländer / Abbado · Berliner Philharmoniker

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 ホフまでいった理由はチューバの福井瑞希さん

ホフは同じバイエルンでもヴュルツブルクから3時間近くかかる街なのですが、なんでそんな遠くまでわざわざ聴きに行ったのかというと、ヴュルツブルクでチューバを勉強している福井瑞希さんという先輩が研修生として演奏していたからなんです!

 

福井さんは留学前はハイメスコンクールで弦管打部門でチューバで優勝しています

優勝時のインタビュー

www.himes.jp

ヴュルツブルクに学部で入学した時に大学院ではいった先輩です。そんな先輩の勇姿を観るべく遠くまで行ってよかったです。

 

弦楽器や木管楽器には日本人やアジア人が増えてきましたがやはり金管にアジア人がいるということは本当にめずらしいです。研修生でも極稀で、正規団員はほとんどいません。

 

そんなバカでかいドイツ人の金管奏者達を日本人が支えているのはなんだかすごいなーと思いました。

 

Hofでは弦楽器と木管楽器にも日本人の正規団員さんがいます。みんな女性ですごい…。日本人女性はヨーロッパで活躍しています。

日本人男性も負けずにがんばっていきたいと思います!!

 

 

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ベルリン国立歌劇場ライナー・アウアーバッハ先生のレッスン 基礎・オケスタ

レッスンの内容は専門的なので別記事にしました。

 

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Rainer Auerbach(ライナー・アウアーバッハ)

ザクセン州ツヴィッカウに生まれる。ライプツィヒ音楽歌劇大学を卒業。

卒業と同時にロベルト・シューマンケムニッツフィルハーモニー首席に就任。1979年にベルリン国立歌劇場首席奏者に就任。ロストック音楽歌劇大学講師。

Rainer Auerbach | Staatskapelle Berlin

 

僕が20歳でベルリンにいた時、本当に親身になってたくさんレッスンしてくれた恩師です。

 

今回は基礎とオーケストラスタディを見てもらいました。

呼吸について

「腹式呼吸」のようなものはなく、息を吸って肺が膨らむのに従ってお腹は自然と膨張するがそれはあくまでも結果で、その張りを保とうとすることは力みにつながる。
腹筋は息を出すのに使える筋肉であるが、吸うことに対して使うことはない。
張りを保とうとせずむしろお腹が自然と凹んでいくように腹筋を使うと息の流れが安定する。
息を吐くときは横隔膜(みぞおちや肋骨のまわり)からエネルギーが出ることを意識する。(「ハッ」など短く大声を出す時の動き)
 

シラブルについて

舌の動きを使って音域を操作するという奏法はとても広く知られているのですが、それがあまりうまくいかないこと、日本で津堅先生にお伺いしたところ「シラブルは使わないで口の中を広く保つ方がいい」とアドバイスをいただいたのでそれについてもライナーに聞いてみました。

発音は常に「オ」と広めにとる。特にアジア人はアゴも小さく口内が西洋人に比べて狭いので、舌で「イ」のような発音にすると口の中が狭くなりすぎて息が出ていかず、音が細くなる原因になる。
口の中が狭くなりすぎないようにするのと同時に奥歯を食いしばってしまわないように注意する。常に人差し指を挟めるくらいのスペースを開ける。
 
息を速くするために舌で口を狭くするという考えで、息の速さの前に舌のことを考えてしまうと舌が力む原因になる。
あくまでも速い息を出すことが目的なので、
目的→結果ということを忘れない。
(速い息を出した結果舌が少し上に上がるといったことは良いが、舌をあげて息を速く出そうと考えると違う結果になることが多い。)
 
舌は常にかなり下がった状態にあると意識し、口の中を広く保っていると逆に舌が自由に使えるスペースが増える。
 
アゴの筋肉を解すために1日2分ほど両奥歯にコルクを挟む。
丸めたティッシュを奥歯にはめながら吹いてみて食いしばっていないかチェックする。
ティッシュをとっても同じ開き具合で吹いてみて、その時の音の違いを確認する。
 

息がどの音域でも常に同じ方向に、マウスピースの穴にまっすぐ入るように。

楽器の角度に合わせる。

 

跳躍の練習をする時も常に同じところに息が当たるように吹く。

楽器の角度が音域によって変わるならその角度に合わせた方向に息を出す。


アンブシュアについて

「アンブシュアを支える」という考えをもつと振動体が固くなってしまうので危険。
常に両唇を下げ続けると意識する。
鼻の下を伸ばし続けるようなイメージ。
口角やアゴを支えるように意識すると直接力が入りすぎてしまうので音の柔軟性が失われるが、鼻の下の口輪筋を全体に下げようとすると振動体が固くならない上安定感も増す。
基本的にアンブシュアの状態は同じと考えるが高音にいったときは圧力に負けないように保つことを意識する。振動体が開いてしまわないように注意。

そうやって練習していくうちにアンブシュアは安定してくる。

 

オーケストラスタディ

マーラー 交響曲第5番

最初の3連符は次の音へのアウフタクトと考える。長い音を大事に。

3回目のEまでは全体的にクレッシェンドしていき、4回目でまたpに戻ってまたクレッシェンドし変化をつける。

複付点と16分は弾まず(抜かず)密度を保つ。

次の2拍3連は記譜通りではなくほぼ三連符くらい速く。(楽譜にその指示がある)

音が高くなってくるところでも音楽のダークさは保つ。ここの複付点も抜かず、密度を保つ。高音域の部分はオクターブ下で練習して音のキャラクターやイメージをそのままでオクターブ上げるように。同じ音の太さを目指す。

最後のD→Esはなるべくノーブレスでクレッシェンドする。

最後の3回の三連符は遅くならないで3連符を少し速く吹くくらいにする。

展覧会の絵

最初の4分音符は鐘を鳴らすように吹く。

BFの跳躍の時に狭くならない。裏声のように、でも太い息で。

Asの跳躍も同様に息のスピードだけ意識する。

 

ベルリンで習っていた時代は受験生だったのでオケスタを見てもらったことはなかったので今回ライナーが何度も吹いてくれたのを聴けてとても嬉しかったです。

60歳を超えても全く衰えることのない音質。そしてあんなにものすごい音量で何度でもマーラーが吹けるのは彼が本当に身体に無理のかからない吹き方をしているからなんだなと思いました。

 

受験期はとても不安定だったので怒られてばかりでしたが、

今回は「音がすごくよくなった」と褒めてもらえてよかったです。

2年前に言われてよく理解できなかったことが(ドイツ語的な意味ではなく)いまはもっとかっちりとはまることが多かったのも収穫でした。

またいつでもベルリンにこいよ!といってくれたのでレッスンを受けに行こと思います

 

二人ともすごく疲れた顔をしてる…w

 

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初めてクラシックの自主公演をやって学んだこと ECZ2017

9/22の逗子自主公演

以前にも宣伝させてもらっていた9/22の金管五重奏の自主公演ですが、土砂降りの中でも200名以上のお客さまにお越しいただいてちゃんと黒字にすることができました。

 

完全自主公演だったので赤字が出たらどうしようというプレッシャーが常にすごくてかなりの心労がありましたが、それをなんとか少しでも利益を出せたことは大きな自信になりました。

 

日本の音大は一年で中退してドイツに行ってしまいましたがこうして一緒に演奏してくれる仲間がいることも聴いてくれる人がいることもとても幸せなことだなぁと思いました。

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 ということで備忘録的に今回のことを詳しく書いていきたいと思います。

 

逗子で自主公演をするに至った経緯

2年前、ホール主催の「若手演奏家シリーズ」という演奏会で友達に誘ってもらってホルンとピアノとトリオリサイタルをしました。

 

この時は小ホールで100席ほど。僕が一時帰国してチケットを売る前にもう売り切れてしまっていました。キャンセル待ちもでるくらいで、次にやるなら大ホールの方がいいなぁ思っていました。

 

キャンセル待ちでチケットをお断りしても、当日急に来られなくなってしまうお客さんがどうしてもでてしまうので空席ができます。

 

というわけで、今回は逗子文化プラザなぎさホールという555席ある大ホールをとりました。

 

一緒にリサイタルをしたホルンの友達とやる予定だったのですが日本音楽コンクールの一次予選の日と丸かぶりしてしまったので、2人の企画だったところから僕が全て企画運営をすることになりました。

 

そこで今回は金管五重奏というトランペット2人、ホルン、トロンボーン、チューバという編成で仲間を集めて演奏会をすることにしました。

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自主公演に必要なこと

ホール主催ではなく自主公演の場合は、もちろん全て自分たちでやらなければいけません。

 

・ホールの予約

・フライヤーとチケットのデザイン・発注

・編曲

・市内掲示板にチラシを貼るための市への申請

・プログラムの作成と発注

 

ホール主催でやってもらっていた時は、「そのくらいの事務仕事は大した手間ではないだろう」と思っていましたがやってみるとものすごく大変なことでした。

 

フライヤーのデザインの依頼

今回フライヤーのデザインは横浜美術大学名誉教授の寺田有恒先生にしていただきました。

デザインについてのイメージを伝えたり、メールだけでのやり取りは緊張しましたが素晴らしいデザインをしていただきました。

寺田有恒 ペン画・イラストレーション作品集

それがこちら。 

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そしてプロフィールと写真も必要だなと思って裏面は僕が自分でデザインしました。

専用のソフトを持っていないのでとても大変なことでしたがpicky picsというサイトを使ってなんとか作ることができました。

Picky-Pics(ピッキーピックス)

僕がデザインした裏面

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picky picsで行替えする方法

picky picsの問題点としては、文字の行替えができないことがあります。

プロフィールを打つにあたってはとても悩みましたが、このフライヤーのように簡単に書く方法があります。

 

iPhoneのメールで打ってスクショして画像貼り付けする

という方法です。

 

iPhoneのメールアプリで文章を打ち込みそれをスクショして画像にし、それをパソコンで開いて画像として挿入すればきちんと行を揃えることもできるのでおすすめです。

 

 

チケットのデザイン

チケットはまあ簡単なデザインでいいだろうということでこれも自分でWordを使って作りました。

 

チケットの標準的な大きさに設定して、ミシン目を入れるところを決めて半券も作ります。

 

今回の反省はナンバリングをしなかったことと、一般と学生のチェックする部分を書き忘れてしまったことです。

 

紙は220kgという厚さにしましたがこれも厚すぎました。財布にいれると硬すぎるので上質紙135kgがおすすめです。

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プログラムの作成

プログラムの作成は中綴じで8ページでも1万円 ほどなので作ることをおすすめします。

解説があってわかりやすかったという声もいただけましたし、より曲に興味を持ってもらうために必要だと思います。

今回そこまで手がまわりませんでしたが、広告を載せて協賛してもらうのにも必要です。

 

金管五重奏の編曲について

今回編曲に挑戦して、王宮の花火とチャイコフスキーの弦楽セレナーデとヴェニスの謝肉祭とチャールダーシュは自分で書いてみましたが、結局使ったのは伴奏であるヴェニスの謝肉祭とチャールダーシュだけでした。

 

弦楽セレナーデは音を出してみると、

5人では弦楽合奏をやるには無理があり音が厚いところ薄いところの差が大きすぎるというこになってしまい諦めました。

 

僕は作曲科ではないのでそこをうまく直すような技術はありません。

 

そして王宮の花火も原調でやりたかったので書きましたが、やはり不自然だったのでカナディアンブラスの楽譜を買いました。

 

金管五重奏はプロがアレンジした楽譜が大量にあるので自分で編曲するより絶対探して買ったほうがいいです。

 

まあ当たり前なんですが!!笑

 

でも伴奏のような単純なものなら書いてみるのもおすすめです!

muse scoreというフリーソフトがおすすめ。

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市内掲示板にチラシを貼る宣伝効果

市内の掲示板なんか貼ってあるチラシ見てくる人なんているの?

って思っていましたがなんとそれで7枚売れました。

 

これならチラシの印刷代よりもずっと売れているので手間はかかりますが効果がありました。

 

しかし最初は「営利目的の場合は掲示できない」と言われてしまい断られました。

ホール主催の演奏会だといつも貼ってあるのに!と思い納得いかず…

 

今回は社会福祉協議会の方々を通じて、逗子の独居の高齢者の方々を70人ほど無料招待していたので、福祉的な面があるということを説明して貼らせてもらえることになりました。


 

しかし!!

貼った3日後に来た台風によってほぼ全てはがされてしまいましたwww

悲しい笑

 

ほとんどのチラシは紙がちぎれて飛んでしまっていたので、どちらにしろ全てパウチ加工することをおすすめします。

 

 

演奏会の司会について

以前リサイタルをした時に司会で原稿なしで頭で考えていたことを話そうとしたら内容が全て飛んでしまったということがあり、かなりテキトーな話をしてしまったので今回は全て原稿を書き出しました。

 

演奏会中は譜面台や椅子を動かす転換が必要なので、それにかかる時間を計算して原稿を書きました。

大体300〜400字で1分ということなので、3分話すとなるとかなりの文字数が必要になります。

 

原稿を書いていないとその辺の目測を誤る可能性があるので時間が余ってしまう場合に危険です。

 

演奏した直後というのはなんだか舌が回らないし始めは緊張していたので「いただきまして」とかを噛みまくりましたが、ちゃんと曲について説明することができました。笑

 

曲の解説も、プログラムには簡潔に書き司会で詳しく話すのがいいかなと思いました。

 

終わった後多くのお客さまから、

「司会の説明がとてもよかった」とお声かけいただけなのでうれしかったです。

 

以前のリサイタルでは友達に

「しゃべり下手すぎだろww 」みたいに何人もから言われまくってかなり悔しかったので今回はよかったです。笑

 

来年も8月8日に逗子でやります

「来年も楽しみにしてるよ!」ととても多くのお客さまにお声かけいただいたので、来年にも逗子で演奏会をすることにしました!

 

2018年8月8日(水)19:00からなぎさホールです。

 

 

地元で逗子で演奏活動をすること

僕は基本的にドイツに住んでいるので帰国した1ヶ月とかで活動することはあまりできていませんでしたが、今回は演奏会をすることができてとてもよかったです。

 

運営に関する勉強ができたのももちろんですが、自分と直接の関わりはない逗子の高齢者の方々にも音楽を聴いてもらえて喜んでもらえたことがとても嬉しかったですし自信になりました。

 

 来年はもっと子どもたちにも聴いてもらえるようにがんばって広報していきたいと思います。

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演奏活動

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【9/22】クラシックの名曲を金管の響きで!【演奏会します】

逗子で金管五重奏の演奏会しますf:id:tomotomotrp:20170826231035j:image 

今回の帰国に際しまして、出身である逗子で演奏会をさせていただけることになりました。

 

演奏会のコンセプト

今回の演奏会のコンセプトは「金管の響きできくクラシックの名曲」です。

 

金管のために書かれたオリジナルの曲は素晴らしい曲がたくさんありますが、全く有名ではありません。金管楽器をやっていなかったらまず知らないです。

 

今回は金管の響きの魅力をしていただきたいので、誰もが耳にしたことのある弦楽器やオーケストラの曲を金管五重奏にアレンジしたプログラムにしました。

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※諸事情により曲が弦楽セレナーデからくるみ割り人形に変更になりました。大変申し訳ありません。

金管でヴィヴァルディの四季

ヴィヴァルディの四季より春

といえば誰もが知っている曲だと思います。

ザ・クラシック!という超有名な弦楽器の上品な響き。

 

今回はこの曲をキャラクターが正反対の金管楽器で演奏します。

 

 金管といえばただただハデでうるさくてというイメージかもしれませんが、細かいことも柔らかい音も叙情的な音楽もできる楽器なのです!

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王宮の花火の音楽もやります。これは金管にとてもあっているファンファーレ曲

www.youtube.com

 

くるみ割り人形の組曲


チャイコフスキー くるみ割り人形 小澤征爾

 

ここまで全てアレンジ物ですが、金管五重奏のためにかかれたオリジナルの曲も一曲演奏します。オリジナルの楽曲は楽器の個性を活かしたメロディーや響きを使って書かれているので、他の曲とは違った響きを聴いていただけると思います。

 

アラン・シヴィル作曲の舞踏組曲です。こちらはジュリアード・ゾンマーハルターのイタリアワンダーブラスです!


Alan Civil - Tarantango

 

そしてビートルズのペニー・レインもやります。

この曲は原曲にも間奏にピッコロトランペットが使われていて、ポール・マッカートニーがテレビでバッハのブランデンブルク協奏曲第二番を聴いてトランペットパートを追加したのだとか。

最後にブランデンブルク協奏曲のフレーズが出てくる面白い曲です。

「バッハからのインスピレーションだからクラシックの名曲だよね…」というほとんどこじつけの選曲。笑

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ピッコロトランペットが高音が続くのでとても難しいのですが、もう一人のトランペットの麻生くんがピッコロトランペットの名手なのでこれもやろうということになりました。

友達ですがちょっと笑えるくらいすごいです。笑

彼のピッコロを聴くために逗子まで来ても損はないというくらいです!!

ちなみに麻生は昨年の第33回管打楽器コンクールで第3位でした。

 

師匠がピコッロは自分を超えた!と賞賛するほど! 

 

そんな彼のペニーレインがこちら。

洗足学園の食堂は音出し可とのことです!w

 

メンバー

今回のメンバーは全員僕が集めたので、年齢も大学もバラバラな感じです。そんなかでも引き受けてくれたメンバーのみんなにとても感謝していますし、留学していてもこうやって日本でつながりを持ちながら演奏会を開かせていただけることを幸せに思います。

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トランペットの麻生くんは東京音大の同級生

ホルンの疋田さんは逗子高校の後輩

トロンボーンの山口くんは湘南ユースオーケストラの後輩

チューバの松本くんは東京音大の後輩です。

  

逗子文化プラザなぎさホール

僕の出身である神奈川県の逗子市にあるホール「なぎさホール」で演奏させていただきます。

JR逗子駅から徒歩5分、京急新逗子駅から徒歩2分。

横浜から30分、東京からも1本で1時間です!逗子っていうと終点ですごく遠いと感じるかもしれませんが意外とすぐです!!

 

チケットはtomotomotrp@gmail.com もしくはこのブログのお問い合わせフォーム、TwitterのDMからご連絡ください。

 

一般2000円、学生1000円となっていますのでよろしくお願いいたします!!

 

 

【お譲りします】ロータリー用のマウスピース JK 4D-A2, Breslmair G2 【新品】

おかげさまで両方売れました!

 

ロータリートランペット用のマウスピース

今回の帰国に際してロータリートランペット用のマウスピースの新品をお譲りしたいと思います。

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JK Exclusive トランペット 4D-A2

JKは東ドイツのメーカーで、Ricco Kühnの楽器を買うとついてきます。ですが4D-A2をもともと使っていてかぶってしまったので新品の方をお譲りしようと思います。

JKの4は17.0mmでBachの1Cくらいでしょうか。浅さもそのくらいです。

リムは結構厚めで1Cよりは耐久力があるかなといった感じ。

かなり息がはいるので、ドイツらしいすごく太い音がでます。

アタックも明瞭。

 

Ricco Kühn にもSchagerlにも合うと思います。WeimannとかWillenbergにも!

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1Cとの比較(手前がJK)

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シャンク部に本当に小さな傷がありますが、これは元から付いていて僕がつけたものではありません。

箱付き。

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www.joybrass.co.jp

定価10000円→7000円(新品・送料込み)

 ※売約済み

Breslmair トランペット G2

Breslmairはドイツやオーストリアではもっとも一般的なメーカーで、とても多くのプロが使用しています。

その中でもスタンダードな一体型のタイプのG2です。

リムの大きさはBachの1 1/2Cと同じくらいで、カップは少し深めでスロートも太いです。

1 1/2Cを吹いている人におすすめされるモデル。

 

ウィーンらしいエレガントで深い音がします。

シャガールやレヒナーなどのウィーン系の楽器によく合います。

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1 1/2Cとの比較(右がBreslmair)

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 箱付き。f:id:tomotomotrp:20170723211208j:image

 これは一週間ほどの使用なのでリムなど基本的には新品同様ですがシャンク部分に傷があります。

 

定価20000円→12000円(送料込み)

 ※売約済み

Breslmairの詳細

http://www.yamano-music.co.jp/a/akamon_yamano_music/static/page/shops/pdf/windcrew/brass/breslmair.pdf

 

取引の方法

買い取りを希望の方がいらっしゃいましたらブログのお問い合わせフォームもしくはTwitterのDMでご連絡ください。

 

 

ネット上の取引に不安がある方もいらっしゃると思いますが、購入していただくという旨をお伝えいただいてからFRILにアップロードしますのでそちらを経由していただくので安心だと思います。

FRILなら仲介手数料も無料ですし、カードで匿名の購入もできて、金銭的なトラブルの心配もありません。

 

ご連絡お待ちしています!

 

トランペット関連

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"拍手”をiTunesで150円で販売しているフランソワルルー

”拍手”のトラックまでも150円で販売するルルー

演奏会が本当に素晴らしかったのでiTunesでルルーの音源を探していたらなんとこんなものがw

 アーティストがルルーになっていますが入場の拍手はお客さんw

そして17秒なので試聴で全部聴けるw

 

なんだかルルーがやるとやたら高慢な感じになってしまいますw

 

そしてこのツイートが600リツイートと870いいねもついてちょっとバずりました

Twitterは相当長いことやっていますがこれだけ拡散されたのは初めてでなんだか人気者気分になりました。笑 常に通知が鳴り続けるのちょっと楽しい

 

François Leleux(フランソワルルー)

フランソワ・ルルーはフランス人の世界トップのオーボエ奏者・指揮者です。

現代のオーボエで世界一とも言われている彼の演奏は本当に本当に音楽的でまさに歌っているようです。”音楽的”って何って思う方が多いと思いますが彼のモーツァルトを聴けばわかります。楽しそう…

www.youtube.com

最初のロングトーンで感動…

 

このマスタークラスの動画もとてもいいです。

www.youtube.com

 

フランソワルルーのプロフィール

フランソワ・ルルー ソロ・オーボエ

14歳でパリ国立高等音楽院に入学

18歳でパリオペラ座の首席

20歳でミュンヘン国際コンクール優勝

21歳でバイエルン放送響の首席

33歳でミュンヘン音楽大学の教授

 

という恐ろしいほどに早熟な天才です。

フランクフルト放送響×ルルー 吹き振り

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今回はルルーが交響曲も指揮して、オーボエ協奏曲も演奏するという演奏会でした。

素晴らしい演奏者は段々と指揮もするようになります。それは音楽をもっと大きな規模で表現したいということはもちろんですが何よりも儲かる!

ソリストというのは結構なギャラがもらえるわけですが指揮者に比べたらそれも微々たるもの…

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だったらソロも吹いて指揮もすればいいやん!!

という笑

 

このコントラバスのスターも同じような感じです。


 

フランクフルト放送響のホールロビー

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ホールは割と小さかったですがいい音響でした。

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一曲目はモーツァルトの交響曲第25番

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二曲目にルルーのソロでLudwig August Lebrunの協奏曲第一番

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全然知らない曲でしたがとてもいい演奏でした。レパートリーを積極的に広めていこうとしているんだなーと感じます。

彼の演奏でこの曲を聴いたら誰もがいい曲だと思うと思います。

音楽!って感じ

 

あんなにうまい裏打ち初めて聴いた。。。

 

一曲目に指揮だけだった時と彼が演奏した時ではオーケストラの音もまるで違いガンガン引っ張られていました。

ルルーはものすぐくテンポを揺らす上に吹き振りということで指揮者も彼だったのでオケには常に彼についていかなければならない緊張感がありとても集中が高まっていました。

彼の音楽にどんどん引っ張られてオケが良くなっていくのは聴いていてとても心地よくて、やっぱり彼はプレイヤーなんだなーとも思いました。

 

指揮棒を振っているときよりもオーボエを吹いているときの方が断然表現力があります。

 

 

次はフォーレ

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フルートソロうまかったー…。

後半はオケもずいぶん盛り上がってきて最初のモーツァルトの時とは違うオケみたいになっていました。

 

そしてメインはプロコフィエフの交響曲第一番”古典”

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ちょー速かったです。笑

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音楽関連

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コントラバス奏者・指揮者ナビール・シェハタ ミュンヘン国際優勝 27歳で教授に

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ヴュルツブルク音大の記念祝典

ヴュルツブルク音大は創立は1797年なのですが、合併したりして今の状態になったのが戦後まもなくの1947年だったとのこと。

そういうわけで、今学期が始まってから1週間はFestwocheということで祝の演奏会がたくさん催されています。

 

昨年の冬学期は200万ユーロのオルガンのお披露目ということでこれも大々的にやっていましたが今回も結構派手目です。


 著名アーティストを呼んで演奏会をしたりもしています。

 

 今学期の演奏会には僕も出演したのですがプログラムは

魔弾の射手の序曲


Weber: "Der Freischütz" Overture / Chung · Berliner Philharmoniker

と、ヴュルツブルク音大に30年前からあるジャズ科とのコラボ企画ということでビックバンドとストリングスのようなイメージで、ドラムやギター、歌が入った曲を演奏しました。


The Beatles - With a Little Help from My Friends

ビートルズのはずだったんですがなんかまるで原型がなかったような…w

 

そして何と言っても目玉は

 

Nabil Shehata ( ナビール・シェハタ)のコントラバス協奏曲

今回は記念演奏会なのでソリストも呼んで協奏曲もやりました。

 

 

Nabil Shehataのプロフィール

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出典:アーティストプロフィール

1980年生まれ。文屋充徳のもとでコントラバスを学び、2003年にコントラバス奏者として初めてミュンヘン国際コンクールで優勝し同時に聴衆賞を受賞。

2004年~2008年でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務め、2007年にミュンヘン音楽大学の教授に就任。

同時に指揮者としての活動もはじめ、ダニエル・バレンボイムやクリスチャン・ティーレマンに指揮を師事。

2011年にKammeroper Münchenの首席指揮者に就任。

 

という、恐るべき経歴の持ち主…

ヴュルツブルク音大では文屋充徳先生が教授で、多くの優秀な音楽家を輩出しているのですが彼もその弟子のうちの1人です。

 

これが彼の演奏。

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文屋先生指揮で90人のコントラバスだけのオーケストラとかもやってます。笑

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今回の曲はBottesini作曲の協奏曲でした。

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ソロとしてのコントラバス

プロが演奏するコントラバスのソロを聞くのは今回が初めてでしたが本当に素晴らしくて感動しました。

単純に、コントラバスでこんな速いの弾けるんだ…!とかもありましたがやはり音色がすごかった…

リハーサルも見ていたのですがすごく気さくな感じの人で、それがすごく現れたいい音楽でした。なんとも言えぬ色気…。

 

色んな楽器の演奏を聴くのもほんとうに大事だなと思いました。

 

 

 

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荒井豪さんのバロックオーボエコンサート

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先日はお世話になっている先輩の、荒井豪さんのサロンコンサートを聴きに鎌倉に行きました。

 

荒井豪さんプロフィール

Go_Arai94 1鎌倉出身。12歳よりオーボエを始める。

2013年 桐朋学園大学音楽学部を卒業。
2013年 ブレーメン芸術大学大学院古楽器科に入学。
2015年 ベルリン芸術大学大学院古楽器科に入学。

第11回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール 高校生部門 入選、 平成19年度神奈川県高等学校文化連盟ソロ・コンテスト 教育長賞(第1位)。 第27回Concert Vivant新人オーディション合格。

2013年に渡独したのち、Akademie für Alte Musik Berlin(=ベルリン古楽アカデミー/ドイツ)、Nieuwe Philharmonie Utrecht(オランダ)、Ensemble Weser-Renaissance Bremen(ドイツ)、Elbipolis Barockorchester Hamburg (ドイツ)、Divino Sospiro (ポルトガル) 、Batzdorfer Hofkapelle(ドイツ)等、ヨーロッパ各地の主要なオーケストラと共演。

2014年3月,4月に行われたAkademie für Alte Musik Berlinのセビリア・アメリカツアーでは、カーネギーホール(ニューヨーク)やウォルト・ディズニーコンサートホール(ロサンゼルス)など各地の主要なホールや教会にて、バッハ:管弦楽組曲第1番やヴェラチーニ:序曲 ト短調などを演奏し好評を博す。

また、2015年からはバッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会や、その他のプロジェクト・録音に参加している。

これまでにモダンオーボエ を 中山正瑠、関水萌子、浦丈彦、蠣崎耕三の各氏に、バロックオーボエを尾崎温子、Xenia Löffler、Michael Boschの各氏に師事。また室内楽を鈴木良昭、蠣崎耕三、岡本正之、Xenia Löffler、Christian Beuseの各氏に師事。

ピリオド楽器、モダン楽器の壁を越えてバロックから近現代まで演奏の幅を広げている。

古楽器オーケストラ”Bremer Barockorchester” 、古楽アンサンブル ”プティ・ヴィオロン” オーボエ奏者。

ドイツ・ベルリン在住

http://go-arai.com/profile

 

豪さんは日本が世界に誇るバロックオーケストラであるバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして活躍されています。

出身大学などは違いますが、”湘南ユースオーケストラ”という元NHK交響楽団のヴァイオリン奏者の前澤均先生が指導されているオーケストラの先輩です。

ユースの高校生の頃からものすごく上手で後輩にも優しくてイケメンなまさに憧れ!!

 

渡独された直後から大活躍で、ドイツの主要なバロックオーケストラで演奏されていて本当に尊敬しています。

僕もバロックトランペットを副科で勉強しているのでそのことでも相談に乗っていただいたり今でもお世話になりっぱなしです…!

 

オーボエの簡単な歴史

オーボエはトランペットのようにとても歴史のある楽器で、起源は葦笛と言われています。

正確な時期はわかっていませんが、今のようなオーボエが誕生したのは17世紀後半と言われています。

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初めは孔が2つのもの。それからだんだん孔が増えていきました。

 

そして1800頃、ベートヴェンの時代には半音階が吹けるものもできてきて

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そして19世紀に今のオーボエになります

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歴史のことは不確実なことをかいてしまうと怒られてしまうのでほどほどにしておきます…

バロックオーボエの魅力

僕もバロックトランペットを勉強しているのでバロックは大好きなんですが、一番の魅力はなんといっても音楽の自由さと古楽器でしか出せないあたたかい音色だと思います。

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ちなみにバロックトランペットというものもあります。その共演がこちら

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コンサートの内容

バロック初期からバッハまでのレパートリーを時代順に演奏されていたので変化もとてもわかりやすく盛り沢山でした!

特に曲目の解説もとてもわかり易くてすごいなーと思いました。やはり時代やスタイル、聞き所を聞いてからのほうが集中できます。

 

休憩中には豪さんがドイツから持参したイタリア・フランス・ドイツのワインを振る舞ってくださり、お客さんがワインを立ち飲みするというなんとも優雅なサロンコンサート…

 

プログラムもイタリア・フランス・ドイツの曲だったので、音楽の違いもお酒の違いもよく比べられて楽しかったです。

 

演奏もとても素晴らしくて、超絶技巧の曲からバッハまで古楽の魅力がとても伝わる演奏会でした。本当にモダンにはないあたたかい音色で、あのなんとも言えない響きはどの古楽器にも共通したものがあります。

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あんな盛りだくさんなリサイタルを僕もいつか地元でできるようにがんばりたいです!バロックトランペットもとても魅力的な楽器なので日本のみなさんにも聞いていただきたいです。そしていつか豪さんと共演させていただけるように精進します!!

 

東京藝大を今年卒業した湘南ユースの同級生2人とも会えてとても良い日でした。

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豪さんのブログはこちらです!

 

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