ヴュルツブルク音大の記念祝典
ヴュルツブルク音大は創立は1797年なのですが、合併したりして今の状態になったのが戦後まもなくの1947年だったとのこと。
そういうわけで、今学期が始まってから1週間はFestwocheということで祝の演奏会がたくさん催されています。
昨年の冬学期は200万ユーロのオルガンのお披露目ということでこれも大々的にやっていましたが今回も結構派手目です。
著名アーティストを呼んで演奏会をしたりもしています。
今学期の演奏会には僕も出演したのですがプログラムは
魔弾の射手の序曲
Weber: "Der Freischütz" Overture / Chung · Berliner Philharmoniker
と、ヴュルツブルク音大に30年前からあるジャズ科とのコラボ企画ということでビックバンドとストリングスのようなイメージで、ドラムやギター、歌が入った曲を演奏しました。
The Beatles - With a Little Help from My Friends
ビートルズのはずだったんですがなんかまるで原型がなかったような…w
そして何と言っても目玉は
Nabil Shehata ( ナビール・シェハタ)のコントラバス協奏曲
今回は記念演奏会なのでソリストも呼んで協奏曲もやりました。
Nabil Shehataのプロフィール
出典:アーティストプロフィール
1980年生まれ。文屋充徳のもとでコントラバスを学び、2003年にコントラバス奏者として初めてミュンヘン国際コンクールで優勝し同時に聴衆賞を受賞。
2004年~2008年でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務め、2007年にミュンヘン音楽大学の教授に就任。
同時に指揮者としての活動もはじめ、ダニエル・バレンボイムやクリスチャン・ティーレマンに指揮を師事。
2011年にKammeroper Münchenの首席指揮者に就任。
という、恐るべき経歴の持ち主…
ヴュルツブルク音大では文屋充徳先生が教授で、多くの優秀な音楽家を輩出しているのですが彼もその弟子のうちの1人です。
これが彼の演奏。
文屋先生指揮で90人のコントラバスだけのオーケストラとかもやってます。笑
今回の曲はBottesini作曲の協奏曲でした。
ソロとしてのコントラバス
プロが演奏するコントラバスのソロを聞くのは今回が初めてでしたが本当に素晴らしくて感動しました。
単純に、コントラバスでこんな速いの弾けるんだ…!とかもありましたがやはり音色がすごかった…
リハーサルも見ていたのですがすごく気さくな感じの人で、それがすごく現れたいい音楽でした。なんとも言えぬ色気…。
色んな楽器の演奏を聴くのもほんとうに大事だなと思いました。