昨日はミュンヘンの名門のバイエルン国立歌劇場首席奏者のAndreas Öttl氏のレッスンを受けに行きました。
Andreas Öttl
Öttl Andreas | Bayerische Staatsoper
オーストリア出身。Hans Gansch,Thomas Ganschの父であるJohan Ganschの元でトランペットを始める。
ザルツブルク、モーツアルテウム音楽大学卒業と同時に2002年よりバイエルン国立歌劇場首席奏者に就任。2015年よりモーツアルテウム音楽大学の教授。
演奏はこんな感じ。
コンタクトを取った方法はメールのみ
僕はこの先生となんのコネもありませんでした。先生に紹介してもらったというわけでもなんでもありません。
ドイツ・オーストリアの音大の先生は、大抵大学のホームページに大学専用のメールアドレスを公開しています。
日本では考えられないことですが、このメールアドレスに全く見ず知らずの僕が、自己紹介とレッスンを受けたいと言った内容のメールを送るとほとんどの教授は返事をしてくれ、レッスンをしてくれます。
他にもこんな感じでいろんな先生に連絡してこれまでに20人位のレッスンを受けました。
そして今回Öttl氏にも連絡してみたらレッスンをしてくれるというお返事をいただけました。
このYoutubeのハイドンの演奏をきいて興味を持ったのがきっかけです。
レッスン
彼は少し人見知りな感じの人でしたがとにかくとんでもなく上手でした。なんというあたたかくていい音…
うるささというものがまるでありませんでした。
オーケストラスタディとハイドンをみてもらいました。
僕が今習っているフランクフルトの歌劇場の先生ともこの間のバンベルクの先生とも大きく違った解釈でとても興味深かったです。
音量のことなども特にそうで、ドイツとオーストリアの文化の違いを感じました。
奏法に関しても色々と質問してみたら様々なアイデアや練習のメニューも教えてもらえてとても良かったです。
そしてオーケストラスタディを一緒に吹いてもらえたのもとても楽しかったし勉強になりました。先生うますぎる…
先生はレッスン代を取らないといっていたのでヴュルツブルクの有名な白のフランケンワインをプレゼントしたらとても喜んでもらえました。
この日のミュンヘンは吹雪という位の天気でとてもつらかったです…
雪の積もるマリーエンプラッツの市庁舎。
これ、市役所です。笑
レッスンが終わって帰る頃には青空になっていました。
誰でもオープンにレッスンを受けられるのがドイツのいいところ
日本ではまず見ず知らずの先生の連絡先を入手すること自体が不可能ですが、連絡先をみんな公開していて(プライベートのものではありません)なんの繋がりもなくてもレッスンをしてもらえるというのはすごいことです。
まだドイツで大学に入る前も、返事が来るなんて信じられずにとりあえずメールをしてみたら普通に返ってきてレッスンをしてもらえました。
ドレスデン国立歌劇場やライプツィヒゲバントハウスの首席のレッスンも同じようにうけることができましたしとても恵まれた環境です。
これからも積極的に色々な先生のところへ行ってみようと思います!