ドイツのプロオーケストラの総数は130個
ドイツには登録されている州立のプロオーケストラが130個あります。これは日本33個に比べると100個多いという数。
そのため人口10万人程度の中規模の街にもたいていオーケストラがあり劇場があります。オーケストラの団員は公務員のようなものですね。
ヴュルツブルクにもオーケストラがありますが、先週はHof(ホフ)というバイエルン州の東のチェコ国境にある街のオペラを観に行きました。
ちなみにホフの人口は4万人ほど。なんと逗子市よりも1万人も少ないです。
逗子にプロのオーケストラがあるのを中々想像できません…。
Hofの劇場
外観は結構モダンな感じで、楽屋とリハーサル室がガラス張りで外から丸見えです。どうなんだろうそれ。笑
オーケストラピットはこんな感じです。
ワーグナーのオペラ、 さまよえるオランダ人でした。
ドイツのオケ!って感じでとにかく音量大きくてがんがんでした。笑
ワーグナーのオペラはベルリンに住んでいた頃にたくさん見たんですがさまよえるオランダ人は初めて観ました。
Wagner: Der fliegende Holländer / Abbado · Berliner Philharmoniker
ホフまでいった理由はチューバの福井瑞希さん
ホフは同じバイエルンでもヴュルツブルクから3時間近くかかる街なのですが、なんでそんな遠くまでわざわざ聴きに行ったのかというと、ヴュルツブルクでチューバを勉強している福井瑞希さんという先輩が研修生として演奏していたからなんです!
福井さんは留学前はハイメスコンクールで弦管打部門でチューバで優勝しています
優勝時のインタビュー
ヴュルツブルクに学部で入学した時に大学院ではいった先輩です。そんな先輩の勇姿を観るべく遠くまで行ってよかったです。
弦楽器や木管楽器には日本人やアジア人が増えてきましたがやはり金管にアジア人がいるということは本当にめずらしいです。研修生でも極稀で、正規団員はほとんどいません。
そんなバカでかいドイツ人の金管奏者達を日本人が支えているのはなんだかすごいなーと思いました。
Hofでは弦楽器と木管楽器にも日本人の正規団員さんがいます。みんな女性ですごい…。日本人女性はヨーロッパで活躍しています。
日本人男性も負けずにがんばっていきたいと思います!!
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