トランペット奏者 齋藤友亨のブログ

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

【ロシアでおうちごはん】キッシュロレーヌ《タルト型なし、パイ生地シートなし!!》

ロシアでおうちごはん

 

なんだかシリーズ化してきました(笑)

こんにちは、妻です。

今回はキッシュ! 

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ロシア(ドイツも?)はマンションでもオーブンがコンロとセットでついていることが多いので、オーブン料理を作りたくなります。

 

とはいえ、うちにはタルト型がない…(18cmケーキ型ならある…!)

パイ生地シートも売ってない…

諦めるか?…いや諦めるのか?

よし気合でやってみよう。ということで、

あるものでなんとか工夫して作ってみました。

 

 

 

タルト型もパイ生地もなしで作るキッシュのレシピ 

《キッシュロレーヌ(ベーコンと玉ねぎ)》の〜材料〜(18cmケーキ型)

〔キッシュ生地〕

◆オリーブオイル…大さじ3

◆小麦粉…1カップと大さじ1(215ml)

◆塩…ひとつまみ

◆ぬるま湯…大さじ3と小さじ1

 

〔中身〕

・たまねぎ…約1こ

・バター…約15g

・ベーコン…約100g

(ブロックベーコンでも薄切りベーコンでもok)

〔アパレイユ(卵液)〕

☆牛乳70ml

☆生クリーム35ml(大さじ2+小さじ1)

☆卵2つ

☆卵黄1つ

☆塩ひとつまみ

☆こしょう適量(多め)

 

〜下準備〜

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今回使うのはこの18cmケーキ型。側面がカチャッとレバーで取れるタイプが便利です。

 

1.クッキングシートをケーキ型に合わせて切ります。

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こんな風にケーキ型の底をシートに置いて印をつけ、切ります。

側面用には[ヨコ=ケーキ型の深さ, タテ=円周]の長〜い長方形に切りましょう。

 

 

2.シートは一旦おいておき、型を冷蔵庫に入れて冷やしておきます。

 

3.たまねぎは薄切り、ベーコンは細切りに

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〜手順〜

オーブンは200度にセット。

まず土台になる生地を焼きます。

 

1.ボウルに◆の材料を全て入れ、こねずに指の腹を使って手早くぐるぐると混ぜます。

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粉にまんべんなく水分を行き渡らせる感じ。

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細長く小さなまとまりがたくさんできてきたら、少しずつまとめていきます。

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ひとつにまとまったらのばして半分に折りたたむ

グーでのばすを何度か繰り返してこね、

またひとつにまとめたら生地を二等分します。(底面用と側面用)

 

2.ここで冷やしておいた型を冷蔵庫から出し、

軽くサラダ油かバターを塗ったら切っておいたクッキングシートを底面だけくっつけます。

 

 

3.打ち粉をしてひとつずつ生地をのばしていきます。

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のばし棒にも打ち粉をするか、ラップを巻くと生地がくっつきません。

まず底面を作ります。

型の底面より少し大きくのばしたら、ひっくり返したケーキ型の底に生地をあて、

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上からのばし棒を転がしてはみ出た分を切り落とします。f:id:tomotomotrp:20191015132353j:image

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落とした生地は側面用の足しにするので取っておきます。

残ったもう一塊の生地も細長くのばしていきます。ここでまだ貼り付けていない側面用のクッキングシート登場。

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このシートの縦の長さの約半分までのばしたら

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縦半分に生地を切り(=半周分×2)側面シートを型に貼ったら生地も1本ずつ貼り付けていきます。

写真ブレブレで申し訳ありません(笑)

 

*高さはケーキ型の半分くらいを目安にしてください!

*底と側面のつなぎ目は薄くなり割れやすいので、先ほど底面から切り落とした余り生地で補強します!

*指の腹でぎゅっぎゅっと型全体に生地をよく押しつけます!

 

4.フォークで底面に6〜8箇所穴を開けておきます。

 

5.くしゃくしゃにしたクッキングシートを型の中に入れ、そこに生米や豆類(もちろん、あればパイ用の重石を使ってください)を敷いて型の端まで行き渡らせ、重しをします。

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5.温めておいた200度のオーブンで7〜8分焼き、重しをとって更に5〜6分焼きます。

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ほんのりきつね色がつくくらい。

やっと土台完成…(笑) 写真よりもう少し色がつくまで焼いてokです。

もちろんパイ生地シートがあれば、半分以下の手間で済みます!!!

 

さて

焼いた生地は型に入れたまま休ませておき、中身を作っていきます

*オーブンは切らずつけたまま!!

 

 

キッシュの中身の作り方

1.熱したフライパンにバターを溶かし、たまねぎを中火で炒めます。できれば飴色になるまで!

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塩ひとつまみ加え混ぜたら冷ましておきます。

 

2.ベーコンは熱湯に通してから水にさらし、よく水を切ります。

 

3.アパレイユの材料☆全てをボウルに入れ、泡立て器で静かによく混ぜたら、粗熱の取れたたまねぎとベーコンを加えて混ぜます

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4.焼いた土台に静かに流します。

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あふれないように、土台の高さの3〜5ミリ下まで注ぎます。

もしあふれてしまいそうだったら、残ったアパレイユでもうひとつ小さなキッシュ(耐熱皿にアルミホイルを敷き流し入れて焼けば、土台なしのキッシュができます)を作っちゃいましょう。

 

5.温めてある200度のオーブンで20分焼いたら、一度取り出して180度に下げ、チーズをのせて更に10分焼きます。

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うちは削りチーズ

 

チーズが溶け、表面がきつね色になったら完成!!やっと…

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熱々もおいしいですが、冷やしてもおいしいですよ〜!!

わたしはたまねぎの甘さがメインのシンプルなキッシュが好きなので今回はベーコンとたまねぎだけにしましたが、もちろんほうれん草やキノコを入れてもおいしいです!

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こんなに物が揃わない状況でキッシュを作る方はあまりいないかと思いますが、もし同じ状況でどうしてもキッシュが食べたくなったら参考にしてください(笑)!

 

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週一で妻の料理生活を載せています

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