しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

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【ロシアでおうちごはん】コロッケ/コーンクリームコロッケ

 

こんにちは、妻です(再び)。

 

前回のグラタン記事のあと、予想外に「また書いて!」と色々な方から言っていただき、うれしかったのでまた書いてみます。

【ロシアでおうちごはん】エビとほうれん草のポテトグラタン(ドリア) - しべりあげきじょう

安いじゃがいも(2㎏で50円ほど)で食費をおさえようシリーズということで、今回は日本の家庭料理コロッケ〜!

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なんだか日本でもずっと食べていない気がする… 

そしてクリームコロッケなるものも作ってみたくなったので、完全に初めてでしたがやってみました(笑)

もちろん本当は《カニ》クリームにしたかったけれど、さすがにカニは手に入らず(;_:)

…いや、書きながらたった今気づきましたが、カニカマでいけたのでは、、⁈⁉︎  がーん

冷凍カニカマならシベリアにも売ってます!!

今度はやってみよう。

 

目次

〜ロシアで作るコロッケ/コーンクリームコロッケの材料〜

[①コロッケ(ふつうの) ]  約大2こ、小2こ分

・じゃがいも中…3〜4こ(250g)

・たまねぎ…大きいものなら1/4こ 

・ひき肉(今回は合挽き)…80g

・生クリーム…20ml

・醤油…大さじ1

・砂糖…小さじ1

・塩こしょう…少々

・菜種油…少々

 

[②コーンクリームコロッケ]2こ分

・たまねぎ1/4こ

・バター …13g

・牛乳…100ml

・薄力粉…大さじ1+小さじ2

・缶詰コーン…50g

・コンソメ(顆粒がなければ潰して)…小さじ1/4

・醤油…小さじ1/4

・塩こしょう…少々

 

[衣]

・薄力粉…適量

・たまご…1こ(で全て賄えました)

・パン粉…適量

・揚げるための油…適量

 

〜下準備〜

たまねぎをみじん切りに

じゃがいもは皮をむいて4等分に(皮付きでもよい)

 

 

〜手順〜

②クリームコロッケから取りかかります。

1.少し深さのあるフライパンか鍋を中火にかけバターを溶かしたらたまねぎをよくいためます。じっくり!

 

2.コーンも入れていためたら、一度火を止めて薄力粉を振りかけ、粉っぽさがなくなるまでよくなじませるように混ぜます。

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3.もう一度中火をつけ、分量の牛乳を2〜3回に分けて加えます。木べらでその都度よく混ぜてなじませます。

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4.もったりとまとまってきたら

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コンソメ、醤油、塩こしょうを加え混ぜます。

 

5.ラップを敷いたバットなどに広げて冷蔵庫に入れ1時間ほど冷やします。(形成しやすくするため)

 

この間に

①1.じゃがいもをゆでる

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皮ごとゆでる(またはチンして)ほうがほくほくする気もしますが、

こちらのじゃがいもはこれでもか!と泥がついてるのでいつも剥いてからゆでてます(笑)

水がなくなる直前に火を止めコンロからおろして余熱で水気を飛ばします ※1

とても黄色いじゃがいもですね〜

 

2. (1.と同時に)中火でたまねぎと挽肉をいためるf:id:tomotomotrp:20191004124530j:image

油を少々ひき、挽肉の色が変わって表面が少し白っぽくなるまでいためたら(ちなみに今回はいためて冷凍しておいたものを使用しました)醤油と砂糖、塩こしょうを加え強火にします。

よく汁気をとばしたら、火を消して冷ましておきます。

 

3.じゃがいもがゆだったら熱いうちにつぶし

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(うちにはマッシャーがないのでフォーク!)

冷めた2.と生クリームを入れてよく混ぜ合わせます。f:id:tomotomotrp:20191004124909j:imagef:id:tomotomotrp:20191004130344j:image

 

4.形成します 

わたしは少し分厚めにほくほくしている方が好きです。形成したら、まだじゃがいもが温かいのでよく冷まします。

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そうこうしているうちに②クリームコロッケのたねを冷蔵庫から出し、同じく形成(どっちのコロッケかわかるように形を変えました)

クリームコロッケの方は、手に菜種油を塗ってから形成するとくっつきにくくなります。

 

5.油をあたためておきます

 

6.薄力粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつけ、

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あとは揚げるのみ!

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7.170度の油できつね色にこんがりと揚げます。

油からひきあげて少し経つと色がつくのでやや薄めの色のうちに引き上げてok

 

〜完成〜

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付け合わせはキャベツの千切りとにんじんの即席マリネ(おいしかった!)、それから昨日の残りのシシトウ(見慣れたものより大きいのが売ってます、たぶんこれはシシトウ。シシトウだと信じている)のお浸しとふろふき大根、お味噌汁、ごはんといただきました〜

 

とんかつソースのようなものはこちらに売ってないので、どうしても欲しければ日本から持って来なきゃいけません!

今回のコロッケは結構味がついてるのでなにもつけずともおいしかったです。

 

 

 

〜今回使ったもの〜

コーン缶 225g入り

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コーン缶は結構種類あります。これはドイツでもみたものですが、ロシア語表記ありますね。

元はフランスのメーカーらしいです。他にもオリーブやグリーンピースなどの豆類があります。

 

薄力粉

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年齢不詳の女性がパン?ケーキ?を持っている。これはなに…?!漂うロシア感。

 

牛乳

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マラコー!(молоко́)が牛乳です。ずいぶんと色んな種類を試しましたが、これがクセ少なめで好きです。(ブリヤート?の牛乳、牛肉はなんともいえない独特の甘みと香り(臭み)があるのです。)

乳脂肪分は1.5%、3.2%、3.5%、6.0%

などの種類があります。6.0は今のところ1つのメーカーでしか見てません。

そしてお値段なんと倍(°_°)

カスピ海ヨーグルト生活してるので、うちは牛乳をたくさん消費します。安売りの時買い溜めなければ。

 

 カスピ海ヨーグルトについてはこちら↓

ロシアでもカスピ海ヨーグルトをつくる 【無限増殖】 - しべりあげきじょう

 

生クリーム

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今回はコーヒー用しか買えませんでした。脂肪分も低め。普通に紙パックのものも売ってます!

 

バター

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バターも結構種類あります。ドイツと同じく、無塩バターが普通です。

(なぜ?)日本は有塩が普通で、お菓子づくりのために無塩バター買ったりしますよね。

調べていたら、探せばロシアでも有塩バター手に入るそうです。ウランウデ ではまだ見つけられていません〜

 

そして我が家のバターケース↓ メルヘンw

こういうのにバター入れるのが主人の夢だったそうですので(でもちょっとわかる)ちょっと高かったけど買いました。

とはいえ、円にしたら800円ほどでしょうか?こういうの日本で買ったら3,000円くらいしたりしますよね。こちらだとちょっぴり高級だと思います。

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〜おまけ〜

※1ロシアのコンロはほとんどがこういうIH式です。ちなみにうちのは火力6段階。

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ドイツもそうですね。これ、温度が上がるのに時間がとてもかかる&冷めるのにも超時間かかるんです。

 

だから例えば「余熱で………」「沸騰したらすぐ弱火にし、コトコト…」とかいう場合に、火を消しても、弱火にしてもボコボコボコーー!!!とかなり長い間沸騰したままになります。悲劇。

それでは料理が台無し…!ということもあるので、とても難しい。

でもうちのコンロはあまり優秀でなくセンサーがついていないおかけで、他のコンロで弱火を作っておき、沸騰したらすぐ鍋をサッと移動する という技を使えます(センサー付きだと、鍋を置いていないIHは勝手に消えてしまったりするので)。

もちろん気をつけなければ危ないですが。。

今回のような揚げ物も、油の温度管理がIHだと難しい。ドイツではまっったく揚げ物しなかったのでまだIHでの揚げ物に慣れません(*_*)

腕をあげていきたいと思います〜

 

あ、あと来年は油こしポットを日本から持ってこよう。