6月になると30度まで上がるドイツ
寒かったり暑かったりという散々だった4月と5月前半を終えてついに安定した夏が来ました。
毎年キリスト昇天祭か聖霊降臨祭の5月の時期を超えると安定します。
こんな感じの雲一つない青空が続きます。
ヴュルツブルクのワインフェス
ドイツの冬は寒いので冬のイベントというとクリスマスくらいしかありませんが、夏は毎月のようにお祭りをやっています。
そして先週からワインフェスが始まりました!
ろうそく立てはこの地方の特徴であるフランケンワインの瓶。笑
ロゼや普通の白ワインももちろんあります。
このグラスは3€でそのままもらえます。返せばお金も返ってくるタイプ。
こんな風にイチゴが入ったリキュールも売っていておいしい…
ゲーテも愛したフランケンワイン
フランケンワインはヴュルツブルクやバンベルクなどのフランケン地方のワインで、丸い形ボックスボイテルという瓶が特徴です。
このボトルの発祥は18世紀、
フランケン地方のヴュルツブルクを代表するワイナリー
「ビュルガーシュピタール(Bürgerspital)」が、
当時横行していた悪徳ワイン業者の偽ワインと区別するため、
ボックスボイテル(ヤギのふぐり)型の容器にワインを詰め、
役所の蝋で封印したことがその始まりといわれています。力強いコクときりっとした飲み口はドイツのワインとしては珍しく、
古くから愛好家に絶大な支持を受けてきました。フランケンワインをこよなく愛した著名人としては、
ゲーテが上げられます。
彼は、1806年にフランケンワイン好きを彷彿とさせる手紙を妻に宛てて送っています。「ぜひ何本かのヴュルツブルガーを送ってくれ。
というのも他のワインはひとつとして私にはおいしく思えなくて困っている。いつもの大好きな飲み物を切らしていると、私は不機嫌になってしまうのだ!」
引用元:
【ボトルの形】ドイツ・フランケン地方ボックスボイテル|Kintzel's Cellar Talk
というわけで現在基本的にはこの瓶の形が許されているのはフランケンワインです。(例外的にいくつかあるそうですが)
フランケンワインは絶対に白がおいしい
ドイツはフランスやスペインと比べて寒いので、ドイツワインといえば基本的にはずっと甘口の白でした。
食事のお供はビール、ワインはデザート
的な感じ。
もちろん今は辛口の白もたくさんあり、赤もあります。
でも赤はおいしくありません。うっすい感じで、フランスやスペインのワインに慣れていたら水で薄めたみたいに感じると思います。
なので伝統のある白を飲みましょう!!
おすすめのフランケンワイン
ヴュルツブルクに来たら絶対に飲んだ方がいいのは歴史が古いビュルガーシュピタール(Bürgerspital)という醸造所のワインです。
ユリウスシュピタル(Juliusspital )もおすすめです
そしてこの橋沿いのお店は店頭でワインを販売しているのでワインを飲みながらゆっくりマイン川を眺めることができます。
ワインフェスでは魚の丸焼きも食べられる
ドイツでは焼き魚がめったに食べられません。(寿司屋は多いからむしろ生は食べられる。笑)
でもこのお祭りではサバの丸焼きが売っていした!
サケも!!
サバが12€でサケが8€でした。ソーセージの倍の値段。笑
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