金管アンサンブルとは
音楽には様々な楽器の編成があり
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラム というのと同じように
金管アンサンブルはトランペット、トロンボーン、ホルン、チューバというのが普通です。
世界一稼いでいる金管アンサンブル Mnozil Brass(ムノツィル・ブラス)
トランペット×3、トロンボーン×3、チューバという七重奏。
金管アンサンブルのクラシックの団体と言えば
正装で楽譜があってきちんとクラシックを演奏してアンコールにジャズをちょっとやるくらいが普通ですが彼らのスタイルは全く違います。
全部暗譜、譜面なしのパフォーマンス。
基本ずっとふざけていますがそれでも演奏はとんでもなくすごいです。
この音圧…
Mnozil brass - Bohemian rhapsody (seven)
こんな音量で2時間のコンサートをするのが信じられません。
超人たち。笑
クラシックの演奏会ってやっていない人にはすごくとっつきにくいし退屈なイメージがありますが
彼らのライブは楽器をやっていない人でも絶対楽しい。
本当にエンターテイナー。
Mnozilの由来
主となるメンバーはみんなオーストリア人でウィーンで一緒に勉強していた学生でした。
大学の近くにあるMnozilという名前の飲み屋で
金管の仲間で集まってよくBlas Musik(ポルカとかマーチみたいなドイツ・オーストリアの伝統的な軽音楽)
こういったものを演奏していたらものすごい人気になっていって
それをきっかけに本格的に活動を始め、今では年間200回を超える演奏会を世界中でしています。
DVDもたくさん出ています。
Blas Musikをきっかけに金管を始める人がドイツでは多い
ドイツでは各自治体に吹奏楽部的な感じでこういった音楽をみんなでやる団体があります。
そこに入ってトランペットやトロンボーンを始める人がとても多いです。
ただ日本と違うのは
各自治体に音楽教室があって、絶対トランペットの先生もいるということ。
ピアノやヴァイオリンはちゃんと先生に習って誰でもやるのに
吹奏楽は部活が呼んでくれない限りみんな独学です。
音大卒の人がものすごく増えている今、トランぺットの講師は飽和しているくらいなはずなんですが
なかなかピアノ教室のように気軽にトランペットを始めることは難しい状態ですね。
レッスン代は高いし。
それと、ドイツの音楽教室は基本的に州立なので月謝も安くてそれでいて講師の給与もある程度ではありますが保障されています。
ドイツは自国の文化なので国がそうやって補助したりするのはわかりますが
日本ではただの外国文化なわけなので、国に頼るのは無理な話です。
だから部活と講師という関係になり、吹奏楽が盛んでない学校の子どもたちはちゃんとレッスンを受けられないんですね。
これは残念なこと…
ちなみにですが僕も帰国した際は神奈川東京でならいくらでもレッスンしますので
ぜひお声掛けください。
ムノツィルブラスのおすすめ
話がそれてしまいましたが
おすすめの曲紹介していきます
これはテレビでよくBGMで使われたりもするんです!
どこかで聞いたことありませんか?
ムノツィルの聴きどころとしてジャズがあります。
トーマス・ガンシュ(元ウィーンフィルのハンス・ガンシュの弟)
のアドリブがめちゃくちゃかっこいいのです…
これはボサノバ
熊蜂とボサノバが収録されているのはこのCD。もちろんトランペットのアドリブは動画とは異なります。
これはデュエット
もはやシュールすぎるパフォーマンス。笑(後半見てください)
ムノィルブラスのアカペラ
みんな歌えるってすごいです。
そしてクオリティ。。。
ムノツィルブラスの鼻でリコーダー
これは完全に飲み会の芸ww
ムノツィルブラス ゾルタンキスの超ハイトーン
Zoldan Kissのスーパーテクニックは圧巻です。トランペットと変わらないじゃんっていうとてつもない超絶技巧とトランペット並みのハイトーン…
トロンボーンのダブルハイDとかだしてますw
MNOZIL BRASS | Hungarian Schnapsodie feat. Zoltan Kiss
とにかく圧巻…
このDVDに収録されています。
日本にも毎年のようにツアーにくるのでみなさんぜひ足をお運びください!
行ったらきっと金管が好きになります
聴くならCDよりも絶対ライブDVDがおすすめです!
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