しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

ビーフシチューとハッシュドビーフの違いは?

ビーフシチューとハッシュドビーフ、ハヤシライス、ビーフストロガノフ、牛肉の赤ワイン煮込みの違い

こんにちは、妻です。

今日はレシピではなく…


ビーフシチューとハッシュドビーフ、ハヤシライス、ビーフストロガノフ、牛肉の赤ワイン煮込みの違いってなに!?!

 

これ、個人的にすごく気になっていたので調べました。

◆ビーフシチュー

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実は日本のもの。

かたまり牛肉に加えてじゃがいもやにんじん、玉ねぎなどの野菜も一緒に茶色いルウ(小麦粉をバターで色付くまでいためたもの)を使って煮込みます。

主食はごはん、パンどっちもありですね。

 

◆ハッシュドビーフ

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牛肉の薄切り肉と玉ねぎをデミグラスソース※1と赤ワインなどでのばしからめたもの。

ほとんど煮込みません。

これも日本で成立しました(明治時代)。

“ハッシュド”とは細かく切り刻んだ、いう意味です。

欧米に細切れ肉や薄切り肉は基本的に売っていませんから、こちらで作ろうとすると手間がかかります。。

ハッシュドビーフを白いごはんにかけたものが「ハヤシライス」!

ハヤシライスという名前が浸透したのは1989年にハウス食品が「ハウス ハッシュドビーフ」というハヤシライスのルーを発売してからのことだそう。結構最近ですね。

なんで“ハヤシ”なのかは諸説あります。調べてみてください!

〜ちなみに〜

※1 デミグラスソースってなんなんだ?

ルウに、牛肉や牛骨と野菜(玉ねぎ・人参・セロリの組み合わせが一般的)を煮込んでつくった出汁(これがフォン・ド・ヴォー)を入れて煮詰めたもの。

自分で作ろうとするとかなーーり手間と時間がかかります。これがシベリアのスーパーでも手に入ればいいのですが。。

 

 

◆赤ワイン煮込み

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横文字では「ブェフ・ブウギーニォン」なんて言うそうです。難しい…

日本で生まれたビーフシチューはこの赤ワイン煮込みから生まれました。

ルウを使ってドロっとさせるのではなく、水分をとばすことで煮詰めています。

たっぷりの赤ワインで柔らかく煮たかたまり牛肉そのものをメインに楽しみます。

 

◆ビーフストロガノフ

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こちらは牛肉と玉ねぎ、きのこなどを赤ワインもデミグラスソースも使わず

スープで煮込み、仕上げにスメタナと言われるサワークリームをたっぷり加えます(ロシア人はスメタナ大好き)。

ですので出来上がりは白っぽくなります。

名前から想像する通りロシアの郷土料理ですが

ロシア語で牛肉はговя́дина(ガヴャーヂナ)ですので、あれ??…ということで調べると

この料理の生まれについては諸説あるそうです。

ストロガノフ家で生まれた、とか、ストロガノフ時代に生まれた、などなど…。

ちなみにビーフはフランス語のブフ(Bœuf)に由来しているようです。

 

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他にも、世界各国に似たような牛肉のシチュー・スープ料理はたくさんあります。

これからの寒い季節、旅行される方は現地の温かい牛肉料理をぜひ召し上がってみてください!