ドイツの夏はしょっちゅうお祭り
ドイツは冬になるとものすごく日が短いしずっと暗くてとてもつらいので、お祭りはクリスマス以外には特にありません。
その反動なのかもしれませんが、3月には春祭りがあり、4月にもなんか春祭りがあり、この間の5月にはワイン祭りがありました。フェスってやつです
そして6月からはモーツァルト音楽祭が開催され、街のいたるところで演奏会があったり、ザビーネマイヤーなどの著名な演奏家が招致されています。
バンベルク交響楽団も数回にわたって演奏会をしていて、7月20日にはヴュルツブルクのDomという教会でブロムシュテットとブルックナーの交響曲を演奏します。
演奏の多くはレジデンツというお城の中で催されます。
こういうところ。
中の様子はこんな感じ。
ちなみに今年のテーマの画像はこちら
めちゃくちゃ気持ち悪いw
ヴュルツブルクのレジデンツでの野外コンサート
ヴュルツブルクのモーツァルトフェスト野外ステージ!21:30でこの明るさ#mozartfest
モーツァルトフェストの期間は頻繁にレジデンツという学校のすぐ横にある城で演奏会をしています。晴れたらこのように野外ステージ、雨なら城内といった感じになっています。
みんなワインを飲みながら椅子を持ってきたりして聞いています。
夏のドイツは日が長いので21時に演奏会始まった時はまだ明るくて、段々と暗くなっていきました。
演奏はヴュルツブルクの劇場で、曲目はアイネ・クライネ・ナハトムジーク(小さな夜の音楽)
誰でも知ってるこの曲。
夜にヨーロッパの城の庭で聴いていたらなんか風情があったというか(ヨーロッパ的な風情っておかしいですが)心地よい気分になりました。
もう一曲はメンデルスゾーンの真夏の夜の夢。これの結婚行進曲も誰でも知っています。
これは語りがついていて曲間に色々しゃべっていたんですがドイツ語のユーモアはさっぱりわかりませんでした…。まだまだ勉強が必要です。
モーツァルトフェストにはザビーネマイヤーもくる
Sabine Meyerという超有名な世界的クラリネットのソリストも来ていました。チケット売り切れていては入れませんでしたが…
そして20日にはHerbert Blomstedt という大巨匠とバンベルク交響楽団がブルックナーの交響曲を演奏します。
バンベルク交響楽団この間聴きに行ったところです。
バロックトランペットの演奏のお仕事
モーツァルトフェストの直接の関係はないそうなのですが、ヴュルツブルクの市庁舎の改修工事が終わった記念の祝典でバロックトランペットアンサンブルを演奏しました。
Hannes Rux教授に副科としてバロックトランペットを習っていて、定期的にレッスンを受けています。
今回はこの市庁舎の一番上の塔まで登ってそこから吹きました。
この窓のあるところ。昔はここで時報のラッパを吹いていたそうです。
こうやって窓からベルを出して吹きました。笑 最高の眺め!!
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式典の合間で30分ほど吹いて塔を降りてきたらもう一度吹いてくれと市長に頼まれて、もうビールでお疲れ様してたのにその場で楽器を出して吹きました。笑
ビール飲みながらの本番は初めて。笑
こんな感じでもう一度2曲演奏しました。
上ではちゃんと黒服着ていたんですが着替えてしまったので短パンという。笑
先生はバロック界の重鎮で、ものすごく上手なので一緒にアンサンブルができてとてもいい経験になりました。
1stが2人、2ndが2人なのに3rdは僕1人で吹かなければならず、2人分吹くのは大変でした… 低音楽器の人達の大変さが少しだけわかった本番となりました。笑
バロック関連
てかバロックトランペットって何?w
と少しでも興味を持ってくださった方はこちらをお読みください。トランペットの壮大な歴史がまとまっています。
齋藤友亨