しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

しべりあげきじょう

ブリヤート劇場80周年コンサート 1954年のウランウデ

ロシアにきてからブログのたくさん更新してがんばっていましたが、随分仕事が忙しかったのとバレエのサイトの方もやっているので中々何を書くのか思いつかず…。

 

いっそのことこちらのブログは劇場での仕事や僕の活動だけ書くようにして、トランペットのことやドイツ語のことはそれぞれ別のサイトを立ち上げようかなーと思っています。

 

80周年

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ブリヤート劇場は1939年に創立したので今年で80周年。(今の建物ができたのは1954年)

今までも記念コンサート的なものはありましたが今回はとても大きな記念コンサートということでモスクワやイルクーツクなど様々な街から要人を招待して2日間コンサートをしました。

 

前芸術監督の岩田守弘さんもいらっしゃっていて舞台にでてお話ししていました。

笑いもとっていて、同僚に「お前もロシア語あのぐらいロシア語話せるようになるんだぞw」と言われました。笑

オケの人々は指揮者以外一切英語が通じないのでいつもカタコトのロシア語で会話するしかありません。少しずつ独習していますが中々大変…。

 

今回のガラコンサートは盛りだくさんで

オペラからは

グラナダ、フリニフリニクラ、夜の女王、リゴレットのカルテット、アイーダ

バレエはパリの炎、くるみ割り人形、海賊、ドン・キホーテ、韃靼人の踊り

など超盛沢山で3時間半もかかりました。

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何時間もやった挙句アンコールはラデッキー行進曲。この曲はトランペットに1小節も休みがないというとても辛い曲です。

それがアンコールでもってこられるとかなりこたえます

そしてエンドレスリピートというくらいに終わらない繰り返し。。。

最後は出演者が全員出てきてお辞儀をするときのBGM的な感じ。

 

10回くらい繰り返してやっと終わった時にはトランペットセクションはぐったり。笑

 

コンサートは2日間同じプログラムだったので

 

「明日ももう一回これがあるのか…」

と結構絶望的な気持ちになりましたが、2日目は招待客がいなかったので5回繰り返しくらいで終われたのでよかったです。。。

1954年の写真 

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