アミロフ(F.Amirov)作曲”千一夜物語”
昨日は僕も兄も非番だったので一緒に”アラビアンナイト 千一夜物語"の公演を観に行きました。
千一夜物語とはシェヘラザードのことなので、当然リムスキー=コルサコフの作品だと思っていましたが、
Fikret Amirovというアゼルバイジャンの作曲家が1979年に作ったバレエ音楽でした。
かなり壮大な作品。
※これは違うバレエ団の映像です!
Fikrət Əmirov - Min bir gecə baleti - Fikret Amirov - Arabian Nights (1001 nights)
バレエ 千一夜物語
千一夜物語のストーリーに沿った内容です。
第一幕
最初は王と正妻が愛し合っているパドドゥで始まります。
そして王がいなくなると
侍女と奴隷をたくさん呼び、淫らな遊びを楽しみ始める正妻…。
中々ハレンチな振付なのですが、男性ダンサーたちはすごい演技力を発揮していました。笑
女性が多く揃えるのが難しそうな踊りだったのですが、ばしっと決まっていてすごかったです!
日本人ダンサーも数名入っていました。
突然そこに王様が登場
怒り狂った王様によって正妻はその場で刺殺されます。
王様役のロシア人ダンサーはとても身体が大きくてすごい迫力でした。
元々この役をやるはずだったダンサーが病気で出られないということになり、
一週間前に急遽この役をやることになったんだとか。
普通は主役級の役を初めてやる場合は1か月ほどの準備期間がある中、
1週間でというのはかなりの無茶ぶりなんだそうです。おそロシア。
急遽やったとは思えないほど素晴らしかったです!
そして女性不信になった王によって侍女たちは全員処刑されてしまいます。(奴隷は逃げた)
そこにシェヘラザードが現れます。
2幕
2幕ではシェヘラザードが様々な物語を王に聞かせます。
シェヘラザード役は、劇場のプリマバレリーナのバエルマさんでした。(ブリヤート功労芸術家)
ここで20年近く踊っている大ベテランで、しばらく産休で舞台には出ていなかったらしく主役を踊るのはこの公演がかなり久しぶりだったそうです。
かなりハードそうな踊りでしたが、とても素晴らしかったです。
2幕はまずシンドバットから始まり、アラジンと魔法のランプ、アリババと40人の盗賊が踊られます。
アリババ↓ この前更衣室で会ったみんなが頑張っていました
それから王様はシェヘラザードを正妻として迎えることに決めます。
二人のパドドゥ。
ちなみにここでは撮影など全然オッケーな感じなのでたくさん撮りました。
勝手にYoutubeに上がっていることもよくあります。w
兄と一緒に袖に行ってみなさんに挨拶。
下は記念撮影中
ダンサーのいろんな事情をききながらみるのはとてもおもしろかったです。
基本的にバレエはすべてオーケストラで演奏するので、あまり見れないなーと思っていたのでよかったです。
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その後正団員になりました!