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あうすどいちゅらんと

ドイツの音大でトランペットを勉強中の齋藤友亨のブログ

トランペット科演奏会

一学期に一回のおさらい会

トランペット科では一学期に一度全員で1曲ずつソロ、アンサンブルもやる演奏会をします。

先月はバロック科のがありました。

 

www.tomotrp.com

 

一昨日は夏学期の演奏会でした。

 

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今回はアンサンブルが6曲もあるからみんな軽めの曲を演奏しました。

 

トランペットアンサンブルの授業

今まではトランペットアンサンブルの授業はありませんでしたが、今期から始まりました。

 

ヴュルツブルグでは有名なブラスアンサンブル

German BrassのメンバーであるWerner Heckmannが先生をしています。

 

「室内楽のプロフェッショナルがいるのにレッスンを受けられないなんてもったいない!」

 

ということで

彼のレッスン時間を週一時間でもう一時間増やしてください

という嘆願書をみんなで学校に提出してみとめられて、授業が始まりました。

www.youtube.com

これがジャーマンブラスで、サムネイル左が先生です。

 

先生は穏やかで優しい人ですが、レッスンではいつも鋭い指摘をくださり

みんな集中します。

 

Eric Ewazen

今回のメインはEric Ewazen作曲の

Fantasia for Seven Trumpetsでした。

www.youtube.com

エワイゼンは1954年生まれの存命の作曲家。

トランペットの曲を書いていて、どれも演奏機会は多くトランペットソナタはとくに有名です。

 

声楽とトランペットとピアノや

ヴァイオリンとトランペットとピアノなど、珍しい組み合わせの曲も多く書いています。

 

www.youtube.com

 この編成はなかなかめずらしいので貴重なレパートリーになっています。

 

難解すぎず聴きやすい洗練された作風が特徴です。

爽やかで透明感があり、個人的には海をイメージさせる作品が多いです。

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Ewazenがこんなにインパクトのある人だとは画像検索して初めて知りました笑

 

ソロの曲

ソロの曲はルーマニアの作曲家George Enescu作曲の

”Legende"という曲を演奏しました。

www.youtube.com

1906年に作曲されたこの曲は非常に抒情的で表情豊か、テクニックも要求されるトランペットの重要なレパートリーの一つです。

 

優れたヴァイオリン奏者であったエネスコらしい

速いパッセージにもテクニックを見せるだけではない

深い音楽性があります。

 

中間部のファンファーレのナチュラルトランペットを思わせるような前時代的なフレーズから

半音階を多用した速いパッセージ。

伝説というタイトルにピッタリな構成です。

 

先生方からは

まあよかったんじゃん!

的な可もなく不可もなくなご感想をいただきました。

 

午前中のレッスンではすごくうまく吹けていたので力が出し切れず残念…

 

終わってからみんなで記念撮影。

みんなでかい…笑

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追記

先生が一人退職

一番左に映っているAndreas Spannbauer先生が今期で退職されました。

僕は習っていませんが、シュトゥットガルト歌劇場の首席奏者であり、数多くの生徒をオーケストラに入れてきた彼が去ってしまうのは残念なことです。

 

まだ40代ですが、歌劇場の激務(ほぼ毎日のように演奏会)との両立

ヴュルツブルクまでの移動の負担などで退職されることになりました。

 

アンコールの前に門下のみんなでプラカードやCDを贈りました。

 

16年間ご苦労様でした。