教会での演奏会
今日はベルリンの教会での演奏会で吹くお仕事でした。
残念ながら工事中…
Matthäuskircheというベルリン南西部のシュテーグリッツという地域のプロテスタント教会。
メインはモーツァルトのハ長調ミサ
バロックピッチ
普通はA=443というピッチでやるところをなんと今回は指揮者の意向により
A=432でやるということでした。
1/4音くらい低いのでかなり違和感です。
普通はバロックピッチでやる場合は古楽器を使うのですが
今回は全員モダン… (普通の楽器)
ピッチは432でやりたいけど楽器はなんでもそうです笑
みんな無理やりチューニング管を伸ばしたりして吹いているので
本来の楽器のいい音が鳴らずとてもやりにくーい感じ
こうやってチューニング管をビヨーンと伸ばします。
教会の中
プロテスタント教会ですが結構きれい
リハーサル風景
セッティングも…
ちなみに今回は座りもかなり変わっていて
チェロの真横でコントラバスの前です笑
チェロの真横は初めての体験笑
スタンディングオベーションでした!
モーツァルト
モーツァルトのこのミサを吹くのは初めてで合唱と一緒に演奏できてとてもいい経験になりました。
バッハを吹いている時の感覚とは少し違います。
本当に軽い。良い意味ですが、モーツァルトがどういう人物だったのかを思い起こさせます。
モーツァルトがトランペットの曲を書いていないのが残念です。
どんな曲を書くんだろう。
書いたけれど楽譜が無くなってしまった、トランペットを耳元で吹かれてから大嫌いになった。など諸説あります。
ただ、その当時のトランペット奏者は特別な地位で、貴族だったわけですし
作曲家の耳元で吹いちゃうみたいなことをする人がいたとは思えませんが…
ちなみにモーツァルトの曲の中では
ピアノ協奏曲第20番が1番好きです。
モーツァルトが書いた数少ない短調。
アシュケナージの演奏するモーツァルトのピアノ協奏曲第20番が
僕の初めて買ったCDです
今はもう初めて買ったCDは?なんていう時代じゃなくなっていっていますね。
内田光子さんの演奏がおすすめ
内田光子さんの演奏はベルリンフィルでラトルとモーツァルトで共演された時に聴きましたが、とても繊細で素晴らしかったです。
週末はベルリンで過ごしてヴュルツブルクへ帰ります。