Tiktokで流れてくるヨーデル
Youtubeを見ていると広告で強制的に見せられるTiktokですが、ヨーデルが使われていたことがありました。
多くの人がこれがすごすぎて歌だということもわかっていなかったのでこれはいかんと思ってツイッターに投稿したらすごい拡散されてびっくりしました。笑
スイス人が本気だすとこんなんなる pic.twitter.com/LpSCn7YEpA
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) October 24, 2018
ドイツ人のヨーデルキングでした🙇
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) 2018年10月24日
この人はドイツ・バイエルンのヨーデル界の伝説Franzl Lang氏です。
よく聴いていたにも関わらずスイス人という間違った情報を拡散してしまい罪悪感が…。
Tiktok曲名は”Auf und auf voll Lebenslust”
ちなみにスパイダーマン・カミングの主人公の着メロとしても使われていたんだとか。
どうやって歌っているのか想像もつかないほどの超絶技巧です。ヨーデルは裏声と普通の声を行ったり来たりする技法ですが、彼は唯一無二の存在でしょう…。
せっかくなので他の曲も紹介していきます。
Franzl Lang - Einen Jodler hör i
うーんすごい
なんというか中毒性があります
Twitterは1.3万いいねくらいいってたくさんのコメントももらいましたが
「これを聴いて元気になれました」とか
「あげてくれてありがとうございます」
とか言ってもらえてよかったです。多くの人に彼のすごさを知ってもらいたかったのでとても満足。笑
ドイツでも有名な日本のヨーデル歌手 石井健雄さん
たけし・さんま超偉人伝説!日本人ヨーデル歌手、タケオ・イシイ
ドイツでもとても多くの人が知っている石井健雄さん。
日本で独学でヨーデルを勉強し、ドイツで機械を勉強すると嘘をついてヨーデルを勉強しにドイツへ。
日本人でヨーデルというだけで最初は全く相手にされなかったそうですが、ひとたび舞台にでたら
「アルプス人もびっくり!東京のヨーデラー!」
と新聞に載って一躍有名になったんだとか。ドイツでテレビにたくさん出演してCDを何十枚もリリース…。
これだけ聞くと絵に描いたような話ですが、ドイツにいってから最初のチャンスを掴むまでの苦労は想像できるので心から尊敬です
コンサートの最初に浴衣を着てから一気にドイツの民族音楽をやるのが素晴らしいですね。日本人としてドイツの文化をやるというアイデンティティを失わないところが本当に良いことだと思います。
Takeo Ischi / Ishii / 石井健雄 - New Bibi Hendl (Chicken Yodeling) Original
Franzlの2番目の動画の曲”Einen Jodler hor i gern”
Takeo Ischi - Einen Jodler hör ich gern (Musikvideo)
女性のヨーデルもすごいです!
Mary Schneider マリーシュナイダー
シュナイダーさんはオーストラリア人歌手で、カルメンやウィリアムテルをヨーデルにアレンジされていたりしてとてもおもしろいです。
Mary Schneider - Yodelling Overtures
そこで下がるんかーーい
というところが絶妙
ドイツの民族音楽Blas Musik
Twitterでも「このバックのラッパ吹きたい!」という声が多く寄せられましたが、この軽快な音楽と編成はBlas Musikというやつで、ドイツ人の金管ならみんながやってきているものです。
どんなに小さな村にもこういった音楽をやるようなバンドがあり、みんな子どもの頃にそこで楽器を始めたりして、音楽教室で楽器を習って、それで才能があれば音大にいくといった感じも珍しくありません。
日本だとMnozil Brassが有名です。もちろん伝統的な編成ではありませんが、空気管は十分にわかります。
みんな酔っぱらいだすとこういうのを吹いて騒ぐという感じ。ミュンヘンのビアホールなんかではよく演奏されています。