怒涛の夏休みも終わり無事にドイツにつきました。
ドイツに帰って一人暮らしになると時間がたくさんできるので夏の出来事を少しずつ書いていこうと思います。ECZの演奏会が終わり、久々に神代先生の門下合宿に行ったあとに兄弟3人で広島を旅行しました。
兄はバレエダンサーで、普段はロシアの歌劇場で働いているので帰ってくるのは夏だけ。兄弟揃うのも夏だけなので初めて3人で旅行しようということに。
兄が以前から行きたがっていた広島の宮島に1泊して、原爆ドームを見て帰るというプランでした。
広島”風”と書いちゃっている広島のお好み焼き
広島駅についてすぐにお好み焼きを食べてみました。
「広島の人に広島風お好み焼きというと怒る」というイメージがありましたが、店の名前の中に普通に広島風書いてあったので、なんだただのキャラづくりだったのか納得しました。
普通のお好み焼き+ソバというのはとんでもないボリュームでした。畳みかける炭水化物。3人で3枚頼んだのに2枚とちょっとしか食べられませんでした。
3兄弟なのに情けないと思われるかもと思いつつ、満腹でさらに炭水化物を食べるのはとてもつらくて早々に諦めました。
1枚目はすごいおいしかったです。ほんとに
宮島へ
宮島口という駅についてから、すぐにフェリーにのって宮島へ。本当にすぐそこでした。
海に現れる大鳥居は壮大で、みんな船から写真を撮りまくっていました。
島につくと神の遣いでお馴染みのたくさんの鹿が出迎えてくれます。完全に人間をなめきっている態度と、それを素直に楽しむ人々。なんだか和みます。
なんとも言えない表情をするんですね。写真を撮られ慣れている感じもする。
特に外国人観光客のみなさんはすごく喜んでいる様子でした。特に子どもは追い掛けまわされたりして楽しそうでした。
ロープウェイにのって景色のいいところへ。
瀬戸内海が一望できてきれいな眺めでした。
ここにトランペットを持って行って吹こうかと思っていましたが、そんな雰囲気じゃなかったので断念
浜辺のところには松が植わっていてそこにはベンチがあり日本的な雰囲気でした。
神道の聖地ということで、まだあまり仏教徒の混じりけがないような感じでそれがまた良かった。
この日は空がとても不思議な色になりました。ヨーロッパでは見ることのない色
お気に入りの一枚。夕暮れ時になると鳥居と日がかぶってきてとても幻想的な雰囲気になります。
雨の日の厳島神社
人力車も走っていました。
五重塔
宮島のモダンな牡蠣専門店 ”牡蠣屋”
お昼は宮島の商店街にある”牡蠣屋”。高いので1品を3人で分けたりしながら腹八分目に抑えて何種類か食べました。
ものすごくおいしい。。。牡蠣ってこんな味だったのねというほどに違いました。
ランチの定食は味を考えればそこまで高くないのでおすすめです!
干潮の時は大鳥居の真下まで
潮が引いている時は鳥居の下まで来ることができます。
ただ鳥居にたくさんの小銭が埋め込まれていて木が腐っていて残念な気持ちになりました。ヨーロッパでは切り株にコインをさすと幸せになれる的な風習があって、みんなさします。日本人もまねしてさします。
でも木に金属さしまくったら割れたり腐っていくことくらい少し考えればわかることだと思うのですが。
以前Twitterで小銭をさすのをやめてくださいというものを見ましたが、近く注意の看板もなにもないし、全く呼びかけもされていませんでした。富士山周辺の小さな池にも大量の小銭が投げ込まれて水質が悪化して困っているという話を聞きます。
もっとわかりやすく注意を呼びかけないといけませんね。みんな悪さしようと思っているわけではありませんし。
原爆ドーム
原爆ドームの写真は何度も見てきましたし、たくさんの資料や体験談や映画を見てきましたが、現物を見てみると、所詮知識は知識でしかなかったんだなと思い知らされました。
普通の現代の街中に突如現れるこのドームは、本当にその当時のままの状態が保存されています。それは中に散らばっている瓦礫も含めて。
この柵の中だけ時間がそこで止まっているかのようなインパクトを受けます。
これがずっと残されていたら、戦争の悲惨さを語らずともすぐに理解できるんだと思います。
直接被害にあわれた方々は、毎日これを見るたびに思い出してとてもつらい思いをされたことと思いますが、それでも遺してくれたことで強いメッセージを伝えて行けているのだと思います。
たくさんの外国人がじっと足を止めてみていました。その中には宮島で見かけた人たちもいて、特にドイツ人が多かったような気がしました。
いろんなものが見られてとてもいい旅行になりました。