ロシアで労働ビザを取るために必要な検査
ロシアでは長期滞在ビザもしくはマルチビザを取得するためにはたくさんの検査を受けなければならず、「非エイズ検査診断書」というものも求められます。
ロシアの突然の法律変更
実はこの検査結果は以前なら半年間の有効期限だったのですが、ロシアの得意技
ちょっと来月から法律変えるわ
によって有効期限が3か月に変えられてしまいました。
住み始めてめんどくさい手続きをしなくて済むようにわざわざやっておいたのに、突然の変更によって兄も僕たちも再び全ての検査をしなければならなくなりました。
エイズ検査
ビザのためにエイズ検査を義務付けるのは良いと思うのですが、ウランウデではエイズ検査エイズセンターみたいな特別な病院に行かなければいけません。今回はたまたま同じタイミングで検査が必要だったダンサーの方に同行していただけたおかげでなんとかなりました…。本当に英語は全く通じないのです。
シベリア横断鉄道の駅の側。
大量の石炭を運ぶシベリア横断鉄道#シベリア #シベリア横断鉄道 #ロシア #ウランウデ
この石炭の臭いが街中を覆っている日もあります。砂煙の上がっているようなこのノスタルジックな感じは嫌いじゃないです。
冬の様子
エイズ検査では、2月は1本でしたが今回からはなぜか2本でした。
今回の看護師さんはガムを噛んでいなかったのでまあ感じがいいほうだったのかもしれません。
あまり並ぶこともなく終了。結果は翌日の15時ー17時の間というかなりピンポイントな感じでした。
尿検査はウランウデの南の果て
尿検査という一番簡易的でどんなに小さい診療所でもできそうな検査も、なぜか病院が指定されており、ウランウデのかなり南の方。
路面電車で終点まで行き徒歩という手もありましたが、タクシーなら20分ほどでした。
この検査が信じられないほど時間がかかり待たされます。
2月に来たときは割と医者から丸見えなトイレで紙コップに入れてそのまま手渡すという感じだったのですが、今回はちゃんと蓋つきの容器を渡されました。
蓋を閉めて渡したら「いや、蓋開けて」と怒られました。じゃあなんで蓋を閉めた状態で渡すのでしょうか。ちょっと意味が分かりません。
もちろん番号札を取ることも名前を書いて並ぶこともないので、割と入ったもの勝ちです。みんな「誰が最後?」と聞いて「私はあなたの後ろだからね!」と宣言するといったスタイルです。ボーっとしてると永遠に番は回ってきません。
肺のレントゲン写真
それから肺のレントゲン写真も必要でした。これは再び街の中心部にある第一市立病院というところ。
これ全部の検査ここでできるよね!?
という大きさ。
かなりレトロな感じのレントゲンで写真をとり、その場で写真を受け取りました。
しかし全く意味不明なことに
”その写真を登録する”ためだけに北の果てにある病院までいかなければなりません
ただ医者からサインをもらうというためにまた車で20分かけてそこまで行きます。
本当に紙にサインをしただけで、登録料を払って終わり。
再び第一市立病院にもどります。
はしかの予防接種
4月に法律が変わった中では検査の有効期限だけではなく予防接種も含まれていました。一体何の注射をされるのだろうと少したじろいでいましたが、はしかの注射でした。
ちなみに全く知らなかったのですが、シベリアに渡航する場合は
狂犬病、ダニ媒介脳炎、B型肝炎などの予防接種が推奨されているそうです。来年はやろう…。
そしてエイズ検査の結果も受け取り…。
登録のためだけに再び病院へ
全ての検査をしました
という紙にサインをしてもらうためだけに再び病院へ。とんでもないめんどくささでした。
毎日ほとんどの時間を検査に費やす日々が3日間続いて疲労困憊に。
しかも永住権がない場合は毎年これをやらないといけません。なんてこった
3年ほど働くと永住権の申請ができるそうなので検討しています。とはいっても5年に一度更新しなければならないそうですがw