発端はヴュルツブルグでのテロ
先週僕の住んでいる街ヴュルツブルクでテロがありました。
17歳のアフガニスタンからの難民のヴュルツブルク在住の少年が○○とヴュルツブルグ間に電車内にいた人とホームにいた人に斧で襲いかかり
香港人家族が重傷を負ったという事件がありました。
少年は警察によりすぐに射殺されました。
まさかヴュルツブルグでそんなことが起こるとは思ってもいませんでしたし
田舎街もテロは他人事ではないということで一気に緊張感が走りました。
そんな中で弟とその友達がドイツ旅行に
そのニュースが流れたばかりのタイミングで弟とその友達がドイツ旅行に遊びに来ました。
空港に迎えにいってニュースを見たら
ミュンヘンで銃乱射
これはISは関係なく、ただ大量殺人に興味のあった犯人がヴュルツブルグでの事件の少年に感化されてやったとのことです。
ド、ドイツきた瞬間2回目のテロ!?
しかも両方南ドイツw
これはさすがにビビりました。
「テロリストに突然殺されるのは確率で考えれば交通事故よりもずっと低いわけだし、気をつけて避けられることじゃないから旅行を楽しもう!」
ということであまり考えないことにして南ドイツ旅行を予定通りすることになりました。
よくジャーナリストとかで
「現地の人はテロに注意しましょう。人の集まる場所を避けましょう」
とか言ってますが
ヴュルツブルグの時も普通の鈍行列車の全然人の多くないところで突然斧を振り回し出したわけで、テロリストは予告して現れるわけでもなければ必ずしも人がたくさんいる所を狙うとも限りません。
だから考えるだけしょうがないと言うしかないと思います。
ヴュルツブルクの観光
ということで何も危険があるとは思えない穏やかなヴュルツブルクを観光しました。
住んでるけど意外と観光したことがないw
アウグスブルク
翌日ミュンヘン発のノイシュバンシュタイン城ツアーに行く予定だったのですが
さすがにテロ直後のミュンヘンに泊まるのは怖かったのでミュンヘンから30分ほどの街のアウグスブルクに泊まることにしました。
そしてその24日(日)にロイトリンゲンで第3事件
夕方にホテルについてニュースを見ると
ロイトリンゲンでシリア人男性が包丁で3人殺傷
ロイトリンゲンは僕も電車で何度か通ったことのある駅で
シュトゥットガルトから1時間ほどのところにあるヴュルツブルグからもさほど遠くない街です。
この時はさすがに怖かったです。
ここも中々の田舎ですし本当にどこでテロがあるか全く分からない状況。
電車に乗るたび
ここで刃物持ったやつが現れたらどうしよう…
カバンを盾にしながらこの消化器で殴って…
みたいなリアル武井壮みたいなこと考えてました笑
でももうこの時には
死ぬ時は死ぬから仕方ねぇか〜
みたいな気分になっていました
それなら旅行を楽しんだ方がいいだろ!ってことで笑
朝起きるとアンスバッハで第4のテロが
朝起きてニュースを見て、前日電車で通過したアンスバッハという街で自爆テロが起こったと言うことを知りました。
もはやテロリストに追いかけられているんじゃないかと思うほどw
今回はISが犯行声明をだしていました。
犯人は1年前に難民申請を却下され2年間住む場所が与えられていたようですが
精神的にかなり追い詰められていたようです。
精神病院の通院歴だけみて
「気が狂っていた」と決めつけるのは間違っていると思いますが
せっかくこの平和なドイツに戦火を逃れてたどり着いたのに
また戦地へ丸腰で逆戻りなんて聞いたら
どうせ戻って死ぬなら今自分を追い出したドイツ人を巻き添えにして自爆してやる!!
という心境だったんだろうなということが想像できます。
彼の仲間も逮捕されたそうです。
巻き添えになった方々のご冥福をお祈りします。
本当に突然のことなので避けようもありません。
今これを書いているこの電車内で斧を持ったテロリストに殺される可能性もあります。
さらに不安を募らせましたが
相変わらず考えても仕方のないことなのでツアーのために数日前銃乱射のあったミュンヘンへいきました。
ノイシュバンシュタイン城ツアーへ
ビビっていてももったいないので念願のノイシュバンシュタイン城に行ってきました!
すごい人でしたが楽しかった。
この日は幸いにもテロはなく。。。
この頃には毎朝起きたらテロがなかったかニュースを検索するようになっていました。
ローテンブルク観光へ
ローテンブルクはきれいな街でしたが途中でアラブ人にカツアゲされそうになって困っていた日本人を助けました。。。
ドイツ危険!!
第五のテロ
弟たちが帰った7/28に今度はツィルンドルフというニュルンベルク近郊の街の難民施設付近で爆発がありました。
これは死亡者がいなかったようでよかった。。。
テロ祭りから無事に帰国
その後数日ベルリンにいた時に、近所の病院で患者が医師を射殺するという事件とか
フランスで神父が殺されるテロなどさまざまな恐怖がありましたが無事に日本に帰ってこられて本当によかったです。
もちろん来月にはまたドイツに戻りますが!