今まではずっと一人暮らしだったのですが4月から学生寮に入ることができたので1か月住んでみて感じたことなど書いてみたいと思います。
ドイツの学生寮はとにかく安い
もちろん大都市ならまた違いますが、ヴュルツブルクの寮は家賃がとても安いです。
一人暮らしの場合、家賃の相場は大体350~500€くらいですが(光熱費込みネット別)、今の寮はネットまで全て込みで192€です。
300€以下の寮がほとんどです。
ドイツの学生寮の部屋の広さ
部屋は12㎡くらいなので6畳一間という感じで、家具は全てついています。
かなり大きめのクローゼットや棚、ベット下も収納があるので快適です。
シャワー・トイレ・キッチンは共同ですが、洗面台は各部屋にあります。
ドイツの共同の寮に住んで良いこと
週に2回ほど業者の掃除がはいって全てきれいにしてくれるので、そこまで汚れるということはありません。
トイレやシャワーの掃除をしなくてもいいのはとても楽ですし、キッチンは使う度に軽く掃除しておけばいいのも楽です。
僕の階には15人ほど住んでいてみんな仲がよく、たまに集まって料理したりもしています
中国人の友達が指揮を執りみんなで皮から餃子と肉まんをつくり、グルジア人がグルジアのチーズパンを作ってくれた
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) April 21, 2018
ドイツ人が意外と肉まん包むのうまくてうける笑 pic.twitter.com/Xk0HYBAq5K
まとめると
・家賃が安い
・家具を買わずに済む
・退去するときに次の人を探す必要がない
・ドイツ語をたくさん話せる
・インターネットの契約をする日必要がない
・コインランドリーに行く必要がない
・キッチンがとてもひろくて豪華でオーブンもある
・醤油切らしても中国人の友達に分けてもらえる
・辛いもの食べたいときインド人に調味料分けてもらえる
・部屋が狭いから掃除がすごく楽
・収納スペース多い
・楽器の練習室や筋トレルームがあるところも多い
こんな感じです。
学生寮に住むと語学の上達にいい
音大は完全にドイツ語のみなのですが、寮には英語しか話さない人も多いので、英会話の練習になります。最初は全く英語がでてこなくて言っているのはわかるけど舌足らずみたいな感じで恥ずかしかったですが、今は前よりはましになりました。笑
今はインド、グルジア、ウクライナ、トルコ、中国、ギリシャ、エチオピアなどこの階だけでも本当にたくさんの国の人がいて、それぞれの国の考えだったり食文化だったりも知れてとても勉強になります。
寮でハンバーグを作っていたらドイツ人達に
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) April 13, 2018
うぇーい!お前日本人なのにドイツ料理作ってるとか最高だな!!
日本では寿司と米しか食わないんだろ、肉料理作るんだ!
って普通に言われた笑
"え、毎週KABUKIを観に行ってるんじゃないの!?"とかw
ドイツ人とも今までより話す機会がぐっと増えました。
ドイツ語を話したい!とモチベーションのある時は誰かいますし、ドイツ語のことで疑問があればいつでも質問できるのはありがたいことです。
買い物帰りにあったドイツのトロンボーンの友達とワイン飲んで、韓国の友達と寮でビール飲んで、寮のインド人の友達にナンをご馳走になり、ウクライナ人の友達と散歩した笑
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) April 11, 2018
でも話してたのはドイツ語だけっていうのもなんか不思議だなぁ
共同の寮で大変なこと
僕は苦痛ではないですが、キッチンには大抵誰かいるので、どうしても一人でいたいけど料理作らなきゃいけないという時は微妙かもしれません。
どうしても誰とも会いたくなければどこかで買って帰ればいいですし何とでもなるとは思いますが。
あと家に帰ってまでドイツ語を話したくない!という人にとっては結構疲れるかもしれません。
あとはみんな恋人を連れてきて共同スペースでいちゃついたり、同じ階の人同士でつあってキッチンでいちゃいちゃしたりしているので、そういうのが不快な人はやめた方がいいかもしれません。
僕はもうドイツに5年くらい住んでいるので、隣で友達が彼女とキスしまくっててもまっっったく何も思いませんが。笑
でも日本人がやっていたらなんか深いかもしれません。それについては別記事にw
ドイツの寮は男女共同
ドイツの寮は基本的に男女混合なので、6人のフロアで女性1人ということもあり得ます。
シャワーもトイレも共同。
トイレで女の子と出くわすのはいまだに慣れないし同じタイミングにならにように気を遣います。出くわしたら気まずい。
シャワーでも僕が個室の中で着替えていたら、誰もいないと勘違いしたカップルが、
「どうする?一緒に入る?」みたいな会話をしていたので
Viel Spass!(楽しんで)と言って立ち去りました。笑
こういうのが不快な人にはしんどいかもしれません。
基本的にドイツの男性というのは子どもの頃からそういった意味で耐性があるので、女の子も何も気にしていませんが外国人はちょっとびっくりするかも。
みんなシャワールームにいくときバスタオル一枚巻いて歩いていくし、シャワールームのところに普通に下着ほしたりしてます。笑
WGの難点
ドイツではWGと言われる、シェアハウスが学生には一般的です。
・WGはあくまでも個人の家ではないので掃除は全て自分たちでやらなければいけない。
・男女混合で少人数だとトラブルが多い
・学生ばかりのWGになぜか40代の変態おじさんが同居。そのおじさんに部屋に勝手に入られたなどの恐ろしいケースもある。(普通はルームメイトによる審査があるので、そのおっさんは恐らく大家に特別多くお金を払って住んでいた)
一人暮らしのいいところ
・広ければ友達を呼んでパーティーしたりできる
・インテリアを自分好みに工夫できる
・家に帰れば完全に一人になれる
・常に清潔を保てる
一人暮らしの難点
僕は以前一人暮らしでしたがそこでの難点は
・当たり前だけど家賃が高い
・水や暖房など使いすぎるとまとめて追加請求が来る。(いきなり100~300くらいいくことも)
・インターネットを自分で契約しなければならない(多くが2年縛りだったり、工事の際に電話したりアポを取ったり語学力が必要。うまくいかないと逆切れされる)
ドイツインターネット会社の悲劇(kabeldeutschland)
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) April 10, 2018
入居した途端にルーターがつかなくなる→電話して4/9の17〜20時の間のいつかに行くと言われる→来ない(事故ったらしい)→やっぱ4/10の15〜18時の間と言われる→14:50にいま向かってるとSMSがくる→15:15でもこないので技術者に電話→
←結局これも送られてこなかった。w技術者に、14時に行ったのに誰もいなかったじゃねぇか!と逆ギレされる→15時だったけど、あなたのせいじゃなくて会社の責任だから仕方ないですねと何故かおれがなだめる→また会社に電話→「ほんなら新しいルーター送りますわ!」
— 齋藤友亨 Tomoyuki Saito (@tomotrp) April 10, 2018
最 初 か ら 送 れ や! !
・家具無しの場合、揃えるのにもお金がかかるし引っ越しの時に持っていくのも大変。
・家具無しの部屋で後に入る人を自分で見つけない場合、家具を全て撤去しなければならず、その費用も自持ち(前の人から引き継いだものも全て)
・テレビの受信料も一人で払わなければならない(寮なら階で割り勘)
ドイツの部屋探し自体がとても難しい
ドイツは日本のように不動産屋に行って部屋を紹介してもらうというシステムがほぼ破綻していて、基本的にみんな個人でインターネットで調べてアポを取るという形になります。
そのため語学ができないと部屋を自力で見つけるのは絶望的です。誰か日本人の部屋を引き継ぐか、学生寮に申し込むしかないと思います。
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