今フィンランド乗り換えでヘルシンキにいます。
この前フィンランドに行ったばかりなのに再び笑
プライオリティパスというものを持っているので無料でラウンジが使えます。
ビールもワインもコーヒーもサラダも全部無料!
5時間もトランジットがありますがここならすごく快適にすごせます…
もちろんWi-Fiも無料。
フィンランドの生ビールも堪能できて最高で、もう3杯くらい飲んだので飛行機でよく寝られそうです。
暑い夏に帰る理由
知っての通りヨーロッパの夏は涼しくて最高です。
湿気は少ないしちょっと日陰にいけば涼しい。
日は長いしビールもおいしいドイツから
一年で最も過酷な8月の日本に帰る理由は1つで
一年のうちで家族が全員揃うのが8月だけだからです。
僕には兄と弟がいて、弟はまだ高校生ですが兄はロシアのウランウデという歌劇場でプロのバレエダンサーをやっているので
シーズンオフの夏しか帰ってきません。
9月も大学がまだ休みなので涼しくなってきた9月に帰りたいところですが
みんなが揃う8月に帰ります。
大げさかもしれませんが
僕も兄もずっとヨーロッパに残ると思うので
家族全員で過ごせるのって結構限られた時間になると思うんです。
成果を上げるまでは日本には帰らねぇ!
と思ったことも一瞬だけありましたが
ずっとドイツにいるなら帰れる時は帰ったほうがいいんだなとも思いました。
なので、日本でも少しでもお仕事ができていけばうれしいです。
仕事ください!!!w
コンクール
8月に帰る理由のもう1つは
今年は日本管打楽器コンクールのトランペット部門があるからです。
今までは一度もソロの大きいコンクールを受けたことがなかったので大きい挑戦です。
30歳まで参加できる、普通にプロもどんどん参加する最大規模の100人以上が受けるコンクールなので壁は厚いですが
これに向けて取り組むことにも意味があるなと思い
今学期はほとんど課題曲の練習に費やしました。
ドイツのソロの勉強に対する考え方
これは本当に先生にもよりますが、基本的なドイツの考え方は
最終目標はオーケストラに入ること
なのであまりソロの曲を一生懸命勉強するというイメージはありません。
フランスの考え方とは結構違います。
オーケストラのトランペット
→超絶技巧よりも音色・音量・安定感・確実性・耐久力
ソロ
→高度な技術(ヴィルトゥオーゾ)・音楽性
極端に言うと
「超絶技巧とかオーケストラには必要ないから、とにかく基礎練習とオーケストラスタディをやれ」
といった感じなので
ソロに対するモチベーションは保ちにくい雰囲気があります。
あまり難しい曲を練習していると
「そんなんやってどうすんの?」みたいな空気があります笑
ですがソロもちゃんと勉強することは大事だと思いますし、それによって音楽性も高められていくので自発的に取り組もうと決めました。
4月に先生にコンクールのプログラムを言った時
「なんだその大変なプログラム!?今のお前には厳しいと思うぞ」
と言われましたががんばって取り組んだら最後のレッスンで
「このプログラムに取り組んだことは尊敬に値するし、こんなに良く吹けるようになるとは想像もつかなかったよ!感動した!」
と言ってもらえました。
難しい曲に取り組んだことにより
奏法的な問題も自然と解消されていった部分もありましたしとても良かったです。
コンクール後は2週間楽器をしまう
"コンクールが終わったら2週間楽器を一切吹かないで、思い切り休んで頭をリセットすること"
を先生と約束しました。
一年間のうちで必ず2週間ほどは休憩をした頭を休ませる時間が必要で
その時は音楽のことを何も考えず遊んだり休むべき
というのが一般的な考え方です。
休憩が終わってから
0の状態から2週間かけてまた元に戻していく
2週間で完全に休むことで
悪い癖なども全部一度全部リセットする
ということだそうです。
特にトランペットの場合は演奏できる時間が少ないのもあり
「どれだけうまく休めるか」
ということはとても重要なのです。
吹奏楽コンクールなどで毎日6〜8時間練習を続けていたら
終わったらせめて1〜2週間は部活を休みにして休みせてあげたいものです。
「個人練習の日」みたいにしたら理由もなくは休めませんしまじめな子は休まず練習しすぎてしまいます。
仕事は2週間のバカンスというわけにはいきませんが
楽器にはバカンスを!