またもやICEネタですが、ICEにも長所はあるということで新幹線と比較していきます。
優れている点
割引サービスの充実
ICEは早割りがかなり効くので、1ヶ月以上前にとれば半額程で乗ることもできます。
Bahncardという割引システムもあり
年会費を払うと25%もしくは50%でオフでチケットを買えるようになるというものです。
年会費は25は41€、50は127€です。
ちなみに100というのもあって、これの年会費は4090€です。
まあがんがん移動する人なら得かも…
車の維持費やガソリン代考えても、100も悪くないですね。
ちなみに1番お得とドイツ鉄道が勧めているのはバーンカード25+早割。
バーンカード50は早割は適用されないので、早割を使えばバーンカード25の方が50より安く買えるということです。
でもLturならバーンカード50でも早割で買えます!
停車駅が多い
ICEは新幹線とは違い普通の電車のレールの上を走っているので
停車駅はかなり多いです。
ベルリン市内でもICEが止まる駅は5駅もあります。
ヴュルツブルクのような田舎町にも止まるのでそれはありがたいです。
ICEが止まるかどうか、というのは街の大きさの基準になります。
食堂車の充実
一車両は食堂車があり、食事はもちろん
生ビールも飲めます。
これはありがたいです。
みなさんもドイツを鉄道で旅行する際は景色を見ながらおいしいビールを飲んでください。
とまあこんなところです。
ICEには何度も最悪な目に合わされているので絞りに絞りました。笑
劣っている点
遅延が当たり前
ちなみに今ICEの中で書いていますが
20分遅れているので乗り換えの電車に間に合わずかなり到着が遅れそうです。笑
20分ならまだマシな方です。
でも2年ほど前からは
遅延すると何パーセントか返金するということで紙が配られるようになりました。
でも返金は1時間以上遅れた時だけ。
以前58分遅延した時に、紙が配られなかったので駅に着いてから聞いてみたところ
「返金は60分以上の遅延からです」
とそこはめちゃくちゃ几帳面にされましたww
その几帳面さをもって遅延を改善してもらいたいものです。
進行方向に関係なく座席の向きはそのまま
新幹線はちゃんとその都度進行方向に合わせて座席の向きを回転させるので
後ろ向きに進むということはありませんが
ICEは変えません。
ちなみに今も後ろ向きに走っていますw
ICEは新幹線と違い直線で走ってるわけではないので
下手したら大きい駅ごとに進行方向がかわるので無理はないかもしれませんが。
遅い
根本的な不満。
最高速度は250km/hだそうですが、平均速度はとても遅いです。
既存のレールを走っていることも停車駅が多いこともありますか、これでは値段と釣り合いません。
盗難
ICEに乗るときも改札がなく、中で車掌がチェックするシステムなので
チケットを持ってない人でも乗ることができます。
そのため駅に停車中の時などに盗難が多発しています。
特に楽器の盗難が後を絶ちません。
最近よくある手口
二人一組のスリ。
一人が車内に侵入しターゲットを決める。
そこで外で待っている仲間が窓を叩いたり何かをして持ち主の注意を逸らす。
その隙に窃盗。
こう書くと誰がひっかかるのって感じかもしれませんが、そうやって生活している人達は本当にプロなので上手にとっていきます。
ICEに乗る時も油断せず、トイレに行く時も貴重品は持ち歩きましょう