しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

"カレッジコンサート" ブリヤートの芸術大学での新作初演

 

カレッジコンサート

ブリヤート劇場は常に歌劇場でバレエやオペラの演奏会をしていて、オーケストラが舞台にあがって交響曲を演奏したりすることは普段は全くありません。

ドイツの歌劇場だとたまにシンフォニーコンサートと題してマーラーやベートーヴェンを演奏したりしますが、残念ながらここは違います。

 

しかし今回は”カレッジコンサート”という企画でウランウデにあるチャイコフスキー記念芸術大学という大学で演奏会がありました。
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この大学出身の人はオーケストラの中にも多く、ここで先生をしている人もいます。

 

高台の上にあるので良い眺め
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楽屋の奥に体育館が。笑
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学校の廊下はピンクでなんだか病院みたいでした。
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演奏した曲は新作

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今回演奏した2曲は新作で、この大学を数年前に卒業した作曲家が作った”シンフォニア”という曲と小品1曲でした。

このポスターの人が作曲者。

 

その曲というのがブリヤートの民族音楽の音階から作られているので、たまに日本ぽかったり絶妙なダサさ…。

 

ブリヤートの音楽は「麗しのアンガラ」で聞けます。

www.tomotrp.com

 

少し専門的な話になりますが、民族音楽は音が結構予想外にとんだり臨時記号が変なところにつくので注意が必要。

難しくはないうえに3rdでしたが、全ての音を絶対完璧に吹くという師匠の教えの元

気を緩めず集中して練習しました。

トランペットを吹くうえで”単純”なものはあっても決して”簡単”なものはないわけですね。

曲の最後の方の1音が微妙だったのが悔やまれます。妥協なくがんばらないと…

 

それにしても舞台でライトを浴びながらオーケストラで吹くのは随分久しぶりで楽しかったです。思った以上に緊張しませんでした。
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それは椅子がこんな粗末な丸椅子だったからかもしれません。笑
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なぜ芸術大学のホールにまともな演奏用の椅子がないのか全く理解できませんw
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 こういった場合はボーナスがでる

給料は固定給にプラス公演に何回参加したかで月末に振り込まれますが

今回はボーナスということで現金でもらえました

しかし僕は1曲が休みだったのでみんなの75%しかもらえず。笑

 

とは言え2人合わせると結構な金額(ロシアの物価では)だったのでうれしい

 

3月にはモスクワへ客演しにいくとの話があるので楽しみです。

6月はハバロフスクやウラジオストックなど極東ツアー。

 

今月の中旬の真夏の夜の夢は僕は3rd担当で、1時間のうち出番は結婚行進曲のみ。笑

 

10月がかなり忙しかった分、余裕のあるうちにレパートリーのオペラを少しでも勉強しておこうと思います。