冬は音楽家の稼ぎ時
冬はミサやオラトリオなどの宗教行事が多いためトランペット奏者の稼ぎ時です。
先月も近郊の街でレクイエムを演奏しました。
バッハ作曲クリスマスオラトリオ
クリスマスオラトリオは1734年にバッハが作曲したクリスマスの時期に教会で演奏するために作曲したオラトリオで、6つの組曲からなる全64曲の大作です。
(ドイツ語ではWeinachtsoratoriumヴァイナハツオラトリウムです)
オラトリオというのは声楽と器楽からなる、宗教的な題材を持つものです。
トランペットという楽器は神聖なものを表現する楽器として使われていたので、このような宗教曲には欠かせない存在なのです。
どういった歴史を辿ってそうなったのかはこちらをお読みください
トランペットはバッハの曲では大活躍なのです。
クリスマスオラトリオのトランペットの出番
今回は1-3組曲目までの53曲を演奏したのですが、そのうちトランペットが登場する曲は一体何曲なんでしょうか。
なんと4曲w
しかも1曲は1番トランペットのソロなので僕はお休み。ということで
3曲しか吹きませんw
54曲といっても歌の短いソロがあったりとかなのですが、それにしても少ない…
1曲目を演奏
華やかに始まったら次は8曲目までお休み。
そして8曲目はいきなりどソロですw
ドレスデン歌劇場のTobias Willner上手です…
レッスンも何度か受けたことがありますがとてもいい先生!
そして続けて9番
第2組曲、全て休み!!
そして第3組曲の24番でやっと出番です。
これで仕事終わりです。笑
演奏しているのは10分弱だけです。
でもギャラは他の管楽器と同じ…!!
基本的にトランペットはリハーサルの拘束時間も短いのでお得。
でも一番不平等なのは1番トランペットと3番トランペットが同じギャラなことですw
ソロもあるし基本的に吹くところはすべて難しい。でも3番トランペットは常に心地よい音域です。笑
ヴュルツブルクの果てへ
今回演奏するのはBadmergentheim(バードメーゲントハイム)というヴュルツブルクから40分ほどの街の教会です。
合唱のヴュルツブルクにお住まいの方が車に乗せて行ってくれたのですが、待ち合わせの場所がヴュルツブルクの路面電車の終点でした。w
こんなプラレールみたいな感じに円を描いて戻っていきます。w
1年以上住んでいますが初めて来ました笑
晴れた日ほど寒い
ドイツは基本的に快晴の日が一番冷え込みます。
本当に寒い…
車で向かっているときに木々が凍りついていました笑
霧もすごい。
-4度くらいで、体感は-7度です…
寒い寒い!!ってずっと言っていたら
”今日はそんなに寒ないぞw故郷は冬でも寒くならないの?”
とちょっと驚かれたので、氷点下はいかないし雪も年に1回降るか降らないかって言ったら微笑まれました。笑
Schlosskirche Bad Mergentheim という教会
とても大きな教会です。
中はこんな感じで天井画もすごくて豪華絢爛な感じでした。
リハーサル風景
パイプオルガン
終演後。
天井画もきれいです。
来週はベルリンで同じ曲の仕事です!