ヴュルツブルク音大には「古楽科」という歴史的楽器を専門的に勉強できる科があり、専攻生も在籍しています。チェンバロはもちろん、バロックヴァイオリン、ヴィオラダガンバ、リコーダー、バロックトランペットなどを学ぶことができます。
僕も1年生の時からバロックトランペットを副科で取っていてHannes Rux教授のレッスンを受けています。先生はバロックトランペットのスペシャリストとして古楽器のみを演奏し生活している数少ない方。
専攻生も3人います。
Tage der Altemusik
1/24からTage der Altemusik(古楽の日)というプロジェクトが始まり、様々な演奏会が催されました。
僕は副科ですがトランペットアンサンブルに参加させてもらいました。
ヴュルツブルク音大の古楽アンサンブルの祭典の開催式での演奏
市庁舎の中にこのような礼拝堂があり、ここで小編成オーケストラでDe lalande というフランスの作曲家の曲を演奏しました。
僕は最低音パートなので常にドとソだけを吹きました笑(記譜の)
終わってまだ11時なのにワインとパンが振舞われました。せっかくなので飲みましたw
演奏の様子。
その後市庁舎の前で野外演奏しました。ストリートミュージシャンの気持ちがわかります…
トリオや、先生とデュオを吹かせてもらえていい経験になりました。
ドイツの子どもためのコンサート
2日目は大学のホールに小学生を招いた40分ほどのコンサートでした。
司会と演出つきでよく工夫されているなあと思いました。トランペットの出番は2曲だけでしたが、ドイツの子ども達を見ているのはおもしろかったです。
とにかく素直だし元気、日本人の小学生はもう少し控えめな気がしましたがどうだったのでしょう
弦楽を聴いている時はすごく退屈そうにしていた子ども達が、トランペットの入った賑やかな曲をやったらはしゃいでアンコールをせがんできたのはかわいかったです笑
トランペットかっこいいー!!って何人も言っててうれしいです
こういうことがきっかけでトランペット始めたりしますし。
自分が小学生の頃も学校でオーケストラの演奏を聴いたりするイベントがあったなぁと懐かしくなりました。自分が舞台に立っている側というのはなんとも不思議なものです。それもドイツで笑
教会での古楽の演奏会
ワインの有名なお店、Bürgerspital には教会もついており、そこで1時間半ほどの演奏会もしました。
専攻生達はソロも演奏して、僕はアンサンブルだけでした。
とても響くところで、お客さんも喜んでくれて楽しかったです。
バロック音楽も楽器も非常にシンプルですが、その分自由にできることが多く演奏していて楽しいです。
来年は現代音楽の祭典をするそうです!
齋藤友亨
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