招聘演奏会シリーズ
今学期は大学の大ホールの改修が終わったこともあってたくさんの著名な演奏家を招聘して演奏会が行われました。
2億5千万円のパイプオルガンが設置されました…。
ゲストにはGerman Brassもきたりして賑やかです。
そして今回はチェリストMaximilian Hornung
1986年ドイツのアウクスブルクに生まれ、8歳よりチェロを始める。
2005年にドイツ音楽コンクールに優勝。
2007年にミュンヘン国際コンクール(ARD)室内楽部門優勝
ベルリンのフィルハーモニー、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ライプツィッヒのゲヴァントハウス、チューリッヒのトンハレ、ロンドンのウィグモアホールなどヨーロッパ各音楽都市の一流コンサートホールで演奏。
室内楽では、クリスティアン・テツラフ、リサ・バティアシヴィリ、フランソワ・ルル、ミッシャ・マイスキー、リン・ハレルなどと共演。
また、テックラー・トリオのメンバーでもあり、多くのコンクールに入賞している。
トンハレ、バイエルン放送響、ベルリン放送響、モスクワ・チャイコフスキー交響楽団など世界一流のオーケストラとソリストとして共演している。
デビューCDは、GENUINレーベルからリリースされ、フランスのClassic-info Ring prizeを受賞。
さらにBRIDGEレコードとはオーデンセ交響楽団と共演でユーディ・ワイナーのチェロ協奏曲を世界発録音、ラフマニノフとストラヴィンスキーの作品も録音した。
2008年~2013年春まで現在バイエルン放送響の第一首席チェリストをつとめていた。
ケルン、エッセン、ハンブルク、バーデン・バーデン音楽祭などで演奏。2014年8月にはザルツブルク音楽祭にも出演をはたす。
2010年にソニークラシカルと専属契約を結ぶ。
ドイツのソニーからリリースされたCD”JUMP”がエコー新人賞を受賞。バンベルク響のサンサーンスとドヴォルザークのチェロ協奏曲も2012年再びエコー賞を受賞。
2014年にR.シュトラウスの生誕150年記念ドン・キホーテ&チェロソナタCDをソニーよりリリース。2015年にはハイドンのチェロ協奏曲をリリースした。
出典:マキシミリアン・ホルヌング|OKAMURA & COMPANY | オカムラ & カンパニー
こういう素晴らしいまさに天才という経歴の持ち主で、20歳そこそこでバイエルン放送響の首席になるという恐ろしさ。笑
ソニーミュージックからCDだしてます。
ミュンヘン国際コンクールの優勝者演奏会の映像
東京でもリサイタルをしています。
B.ハイティンクとバイエルン放送響とドン・キホーテで共演
なんと学生は8€
25~49€で席がありましたが学生は8€でした。1000円です!!
ドイツの税金がものすごく高いおかげで学生はいろんな恩恵を受けられています。
前から7番目の席で聴きました。
チェロのリサイタルは初
そういえばオーケストラとのチェロ協奏曲は聴いたことがありましたがリサイタルは初めてでした。
プログラムは前半がベートーヴェン・ブラームスで後半もベートーヴェン・ブラームスでした。
僕は音楽評論家ではありませんしチェロのことは詳しくありませんがとにかくすごかった…
後半は特に乗りに乗ってきた様子でものすごい集中力でした。
身体全体で楽器を鳴らして人々を本当に惹きつける音楽で、ピアニストも素晴らしかったです。
ピアニスト Herbert Schuch
1979年、ルーマニア生まれのピアニスト。
1988年にドイツへ移住。
ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学でカール・ハインツ・ケマーリングに師事。
アルフレッド・ブレンデルからも薫陶を受ける。
2005年、ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝。
以来、世界各地でのリサイタル、オーケストラとの共演、音楽祭への出演を重ね、室内楽にも取り組む。録音にも積極的で、選曲にこだわりのあるアルバムがリリースされるたびに注目を集める。
2013年1月、アルバム『ウルマン/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲集』を発表。
ちなみに彼はシューベルトが自分で書いたのに全然弾けなくて新作発表会で
「こんな曲悪魔に弾かせてしまえ!」ブチ切れたことで有名なさすらい人幻想曲も見事に演奏しています。
やはりベートーヴェンが良かったです。
演奏中に一番低い弦が切れるハプニング
後半のブラームスを弾いていた時にいきなり
バンっ!!
という音がして何かと思ったら弦が切れたようでした…しかも一番太い低い弦。笑
にこっと笑って退場しました。笑
5分ほどで弦を張り替えて再登場。楽章の最初から弾き始めました。
あんな風に弦が初めてみましたがすごかったです。笑
管楽器には無いトラブルなので。w
素晴らしい演奏会
初めてチェロのリサイタルを聴いてとても感動しました。やっぱり音楽性を高めるには色んな音楽を聴くのが一番で、もちろん他の楽器の演奏会ももっと積極的に行きたいなあと思いました。
ベルリンにいた頃はそれが日常でしたが、引っ越してきた今は積極的に自分で動いて聴きに行こうと思います。