梅が咲き出した頃に日本を出て、空気まで凍りついていた極寒のシベリアに来て5週間が経ちました。この短い研修を終え今からドイツへ行きます。
空港までのタクシーに乗りながら風景を眺めていると、ここに着いた日のことをついこの間のことのようにもずっと昔のことのようにも感じます。
舗装されていないままの道路や、バンパーが大破したりフロントガラスにヒビの入った車。
なんというところに来てしまったんだと思いましたが、もうすでにこの風景も見慣れてしまいました。
意味不明なロシア語。
それでも少しはわかるようになってきたのが不思議なほどです。
生活・言語が全て違う中で変わらないのはやはり音楽でした。
言葉も通じない初対面の人たちと、オーケストラピットに入ったら一緒に演奏ができること
オーケストラの中では言葉を交わさずに演奏から色んなことを感じとり合わせるわけなので、音楽は本当に通じ合えるものだと改めて知ることができました。
また新しい価値観をしることができたので、残り少ないドイツでの学生生活を充実したものにさせていきたいです。