しべりあげきじょう

ロシア国立ブリヤート歌劇場首席トランペット奏者  齋藤友亨のブログ (旧あうすどいちゅらんと)

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25歳で免許合宿にいった結果 マツキドライビングスクール 山形免許合宿

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ドイツに戻ってきて落ち着いてきたので日本にいた時のことも書いていこうと思います。

25歳で免許合宿にいく恐怖

僕は大学に1年いって中退して5月にはドイツに来てしまったので、免許がありませんでした。

日本に1.2か月一時帰国している間に通いでとることはできませんし、何よりせっかく日本にいるのに教習所生活なんて嫌だ…。と思っていました。

合宿で免許をとると日本滞在のほとんどが免許で終わるという感じだったので

「うん、自動運転化もそろそろだしそれまで待つわ」

と言っていました。

 

ドイツの免許はどうなんだろうと思って調べると、通いで1500€くらいでとれるのでいいなと思いましたが、完全帰国した場合には簡単に切り替えができなさそうだったのでやめました。

あと学科試験も当然ドイツ語なので

「ドイツ語で引っ掛け問題でたらひっかかるやろw」ということや、ドイツ語で勉強するのが明らかに二重苦だったのでやめました。ドイツは国際免許で運転できるし。

ただ申請だけすれば2000円くらいの手数料で1年間の国際免許がもらえます。

 

今回はECZの演奏会のために夏の旅行をやめて7月中旬には帰ったので時間がありました。(夏休みは7月16日から10月14日)

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去年の旅行↓

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 今回は2カ月半も日本にいるということで彼女と一緒に9月に免許合宿に行くことにしました。

 

ただ恐ろしいのは

免許合宿は普通大学1.2年生が来るもの。

 

うわー浮くなあと思いつつこの機会を逃したら二度と取れない気がしたので申し込みました。

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マツキドライビングスクール長井校

色々と合宿免許はありますが、音楽スタジオが無料で借りられるというマツキドライビングスクールの長井校にしまいした。

写真は赤湯駅ですがそこからさらにバスで40分ほどの町。

初山形でした。

 

赤湯駅からの送迎バスの中で見える日本の田園風景に癒されつつ「ここから出られなくなる気がする」という田舎の謎の恐怖を感じつつ入校。

案の定みんな20歳くらいの人達で、斉木楠生みたいな髪の毛の人や楠子みたいな髪の人もいました。

斉木楠雄のΨ難 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

おー。とおもいつつ学校につくと

 

うぇ~い!!

ワンチャンあるっしょ!!

いやそれありよりのありじゃね?

 

という声がそこかしこから聞こえる、あまりにも想像通りの世界が広がっていました。

 

「ワンチャンある」っておれが大学一年(2013年)の頃からあったよな。まだ使ってるんだ…。

と思いつつ説明会。

 

9月6日から料金が安くなることもあって、40人くらいの人が同じ日に入校しました。

 

うわーなんか高校生に戻ったみたいやんと思いながらすぐに授業。

初日から学科が2コマと技能が2コマ入っていました。

 

免許合宿のスケジュールはかなり詰まっている

学科の先生はなんだか中学校の先生を思い出すような厳しめの先生で、後ろの席で寝てた人が

「出ていくか一番前に来るかどっちかにしろ!」と怒られていました。笑

 

かなりテキトーなイメージだったのでびっくり

でもとても分かりやすい授業でした。

 

技能は何年前のものかもわからないようなシュミレーターが最初。

そのあと実車でした。

 

教習所内のコースをぐるぐる周るだけだったのですが、

 

「なんかハンドルの回し方がぎこちねえなあ—」

とか

「音楽家とは思えないほど雑な運転だな~」

とかなぜかぼろくそに言われましたwww

 

「いや、今日初めてハンドル握ったんすけどwww」

「トランペットってビビったら負けな楽器なんでww」

 

とかへらへらしながら乗りました。

 

自分がどういう立場でも、相手に偉そうなことを言う人はどうしょうもないと思いますねえ。

 

そして翌日からも毎日学科が3時間、技能2時間という日々が続きました。

朝7時から授業の日もあれば、夜20時までの日も。

間ががっつりあくことも多かったです。

でもその合間も仮免試験の勉強や語学の勉強などして休む暇もなく…。

 

技能は毎回教官が変わる人もいれば、毎回同じ人もいて、僕は2回目からはずっと同じ教官でした。

 

志村けんみたいなおもしろい人で、的確に教えてくれつつ基本的に雑談するという感じでした。

それによって

”人と話しつつも運転に集中する”という訓練になりました。笑

 

仮免試験は7日目で全員合格。

 

え、もう路上でていいの!?

という感じでした。

 

仮免試験の日の夜、もう路上教習が始まりました。

 

夜に国道の60㎞/h道路の山道を走る

 

というちょっとハードなものでした。

今まで教習所の中で20キロくらいでとろとろ走っていたのにいきなり60キロ。

めちゃくちゃ速く感じましたし、暗くて道がよく見えないし全く知らない道。そして先生は風邪気味であまり話さない。

という状況の中なんとか生還

 

雑談無しの運転って楽だな

と思いました。

 

長井市での路上教習

山形県の長井市は田んぼがたくさんあって道もかなり広いので運転は楽でした。

基本の道路が広い。
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ダムまでいったりもしましたがそのあとは複数教習ばかりでした。

経費削減?wと思いましたがまあ毎日同じ道を走って、卒業検定も同じ道だったので楽でした。

長井マツキドライビングスクールは温泉入り放題

なんと毎日温泉の無料券をくれるので、毎日温泉入ってました笑

教習所から歩いて5分のところで、内湯と露天風呂が1つずつのシンプルな銭湯。

サウナがないのは残念でしたが、毎日広い風呂にはいれてとても快適でした。

 

滞在中の練習

スタジオが無料で借りられるということで長井にしたのですが、練習は基本的に教習所から5分ほどのところにある土手でしていました。
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スタジオは教習所からバスでヤマハまでいかなければならず、往復30分かかるうえに1時間しか借りられません。

スタジオはきれいでよかったのですが、時間がめんどくさいことと、前日予約をしなければいけなかったことでいくのをやめました。

バンドとかやる人はいいかも!

 

土手で吹くのは気持ちがいいし、

苦情どころか、「写真撮ってもいい?」おじいさんに話しかけられたほど笑
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空き時間に行きやすかったのでよかったです。

でも教習が忙しいのでよくて2時間が限度です。

 

 

  

米沢牛

 

友人が山形で自衛隊の音楽隊に勤めていて、わざわざ長井まで迎えにきてくれて米沢牛をごちそうしてくれました。

もつべきものは友達…。
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滞在中の宿舎

合宿ということで教習と宿泊費は込みになっていたのでウィークリーマンションに泊まりました。

ウィークリー的場というところ。

2食付きだったのですが、一度もそこのご飯を食べませんでした…。

何時間置いてあるかわからないカレーがあったり、ラップがちゃんとかかっていないおかずたち…。そしてそのまわりにはカエルがピョンピョン…。

食堂には食べ物が置いてあるだけで給仕する人はいません。

 

そして部屋のバスルームから下水っぽい異臭が!!とてもくさくて辛かったです。毎日近所のスーパーの惣菜を食べていました。昼は教習所の食堂。

 

でも2週間もいるうちに同じ宿舎の若い子たちとも話すようになりました。

大学で作業療法の勉強をしている人にその専門の話をきいたり、高卒で建築関係の職に就いている人の話をきいたり。

 

普段は音楽家とばかりなので、他の職業の人の話をきくのはとても楽しかったです。偏りのない人でいたいと思いました。

 

無事に卒業検定も受かり、翌日すぐに本試験を受けにいき、そちらも一発で合格しました。

6日に入校して20日に免許取得できたので本当によかったです。

料金は23万円。

10月や11月のオフシーズンだと18万円くらいだそうです。

 

そんなに人と関わらなくても生きていけるので、20代なら全然大丈夫だと思います

島へ免許を取りに行く (集英社文庫)

29歳のなつやすみ 島根免許合宿紀行


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